alovelog

続けられるよう頑張ります。(雑な)料理、サッカー見に行った時のこと、ランニングなどが大体の話題だと思います。

サポーターズ集会メモ3(三上強化部長より)

14:15〜 三上強化部長
「みんなが一体になってやれて、本当によかった」

チーム体制、強化コンセプトについて話す。
「チーム編成」「チーム目標」「グアムキャンプ」「熊本キャンプの予定」「質疑」の順に進める。


1.チーム編成について

 入社以降、00年、07年、08年、11年を経験した。強化部長としては07年08年11年。
 08年は自分の至らなさを感じた。
 J1定着に向けてということで(五段階計画では)ステップ5と考えている。
 その一年目ということ。
 札幌は「継続」こそが最大の武器。それと「一体感」
 これまでは継続よりも目先を見ていた。これは仕方の無いこと。
 外国籍、レンタル選手に頼っていてはいけない。という事を強く感じた。
 外国籍に依存しない、レンタル選手ではなく自前の選手でチームを作る。
 チームに残ってもらう事は大事。日本人選手(と契約)を継続する事が柱になる。
 今ある柱に足りない部分を補強しようというコンセプト。

 補強においては3つの基準を設けた。
  1.経験がある。J1、J1王者、上のメンタリティを知っている。そういう選手。
  2.シュートを打つ、ボールを奪うという戦術にそぐう、ボールを動かす技術を有した選手。
  3.チームにプラスに成るメンタルを持っている選手。一体感や向上心を持っている。

 狙っていた殆どの選手に来て貰えた。彼らはよそからのオファーもあった。
  「熱いサポーターの中でサッカーがやりたい」というのを皆、言ってくれてる。
   交渉は社長が言っていたように実際頑張っているけど、
   HFC、札幌を支えているサポーターの力は大きい。

 山下については想定外の事だった。
 「いつかはセレッソからオファーがもらえる選手になれよ」
 とは言ったが、まさかこのタイミングでオファーが来るとは思わなかった。
 彼も悩んでいた。
 札幌以外のオファーは2つあったけど、彼は一旦断っている。
 そこを条件面で大きく上回った再オファーがあった。それでセレッソへとなった。

 山下の移籍により、補強計画に修正を要する事はこればっかりは仕方がない。
 山下には「この移籍を良かったものにするかどうかは今後の頑張り次第だぞ」と。

  内村は「打てば入る」だけど「オファーすれば来てくれる」ぐらいはうまく行った。

 
 キリノの発表が遅れた理由。
  オファーが三ヶ国から来ていた。
  札幌のやり方として、オファーは全てテーブルに乗せている。
  1つのオファーはキリノにとって魅力的になり得たが、札幌にとっては良くなかった。
  そこでキリノに残ってもらった。
  キリノは「自分自身札幌に戻ってきたかった。自分の価値は自分で上げる」と言ってくれた。

  キリノのオファーだけども、まぁその、旧正月とかで国自体動いてなかった(笑
  で、オファーが進展しなかった。
  決してキリノが駄々をこねたり、売ろうとして齷齪してたって訳ではない。

 繰り返すが、コンセプトは「継続」。その上で「J1で安定した戦いをするチーム」を作る。

 
2.チームの目標について
 
 チームの目標については契約の時に全選手に話している。
 ここではそれをそのまま話す。

 今年の目標は「J1定着」そして「勝ち点42」

 2011年は勝ち点72以上、ホームで7割五分の勝ち点をあげようとしていた。
 その為勝利給 のウェイトを変更したし、ミーティング、練習でも毎回言った。
 「ホームでは負けられない」と。

 勝ち点42を達成する為には…
  9勝9分?敗、この状態にどれだけ早く持ってこれるか。
  勝ち点36を稼ぎ、残り勝ち点6を何試合で達成しなきゃいけなくなるか。それが重要。
  ホームで勝つ。7勝はホームであげるつもりでいく。
  9分けはアウェイでどれだけ積めるか。
  過去9勝9分までもってきて降格したチームが幾つかある。
  それは「9勝のうち4勝がアウェイ」とか「9分けがホーム」とか、そんなチームが多い。
  そうでなく、ホームで勝ち、アウェイで引き分けを稼げているクラブはJ1に定着している。
  
   ホームで勝つということ。
   これを全選手全スタッフに話し、その上で契約を結んでいる。


3.グアムキャンプについて

 目標は幾つかある。
 フィジカルの向上、ディフェンスの構築、コミュニケーションの向上。
 
 フィジカルについて
  メチャメチャやっている。新入団選手から泣きが入るレベル。
  フィジカルの数値は古邊さんが管理している。
  11年比では同時期で向上している。
  ユースからの昇格5人は、プロでもかなり高いレベルの数値を出している。

 コミュニケーションについて
  マエシュン、イッセーは結構喋ってくれてる。いい雰囲気。
  トレーニングをどうするか、やり方などもみんなで話している。

 ディフェンスについて
  石崎さんはDFありきで考えている。リーグ戦をやるには守備は大事。
  ノース中心に、今までの守備、これからやりたい守備を伝えている。

 6日に仁川との練習試合をやった。
  予定にはなかったが、フィジカルが上がってきたのでやれた。
  DFがどれだけイケるか見ていた。
  どの選手も最低45分、最長60分試合に参加している。

 DFラインの選手について
  ノースと奈良さんのコミュニケーション不足はあった。既報の通り。
  櫛引と奈良さんはライバル意識が高い。
  ノースはすごく真面目で、周りの人から色々吸収しようとしてくれている。
  日高は危機感をもってやっている。
  岩沼は飄々としている。
   僕が見に行ったらタイミングを合わせたかのように別メニューになった(笑
   そんなに俺にサッカーしてるところ見られたくないのか…
  (総じて)みんなテーマを持ってやれてると思う。

4.熊本キャンプの予定
  2月11日に熊本に入る。19日のプレシーズン、他に5試合トレーニングマッチをやる予定。
  トレーニングして、試合して、改善点をトレーニングして、試合して…
  そうして良くしていく。

5.ジュニーニョについて
  日本で働くビザがおりた。13日夜に札幌入りして、14日メディカルチェック。
  14日の夕方に熊本、15日に合流の予定。

 (内村的な意味で)「オファーすれば入る」で補強してきたが、CBは本当に埋まらなかった。
 
  松尾について 
   松尾で行こうと思っていたのだけど、家庭の事情で難しかった。
   ご家族の方の体調が悪く、看病していたい。
   家族の心配をしながらでは(プロとしてフルタイム、遠隔地では)やれないとの事。
   「サッカーに気持ちがいかない」
   札幌と松尾、両者で合意して契約解除となった。
   和歌山が地元なので、地域リーグFC大阪に登録をすることになったが、
   春までは練習にもなかなかいけないのではないかと言っていた。

   松尾はセンターバックサイドバックの底上げが目的だった。
   ジュニーニョでもそれは可能であると判断した。
  
  ジュニーニョは大柄でビルドアップも出来る。強いボール、柔らかいボールも蹴れる。
  ブラジルではシーズンが始まってて4試合こなしている。
  サッカーが出来るコンディションでキャンプに入れる。
  19日(プレシーズン)の試合出場は難しいかもしれないが、それ以降は出せるかも。

 いい形でここまでやっている。
 サポーターも140%選手に出させるような応援をお願いしたい。
 11年の最終戦は選手の中から契約などの際にいつも話に出てくる。
 是非開幕戦でもそういう応援をお願いしたい。


質疑応答は次のエントリで書きます。