alovelog

続けられるよう頑張ります。(雑な)料理、サッカー見に行った時のこと、ランニングなどが大体の話題だと思います。

では二郎とは何なのか(僕にとって)

今日は嫁様が職場の人達とラマダンに配慮した形で日没後に飲みにいくというので夕飯が無い。嫁様と、嫁様が作るご飯、嫁様の言葉や嫁様といる事を愛する自分としては大変に寂しい。
とは言え、やはりいつでも俺といろ!などは現実的とは言い難く、職場の飲みぐらい許容しないと一人前の男とは言えまい。(余談であるが、亡父は随分と母のそうしたお出掛けに対して何かいう訳でもなかったらしいが露骨に不機嫌になっていたそうで、没後そうした話を母から聞けたのはなんというか、父がどう、母がどうにクローズする話ではなく、面白かった)

で、まぁそんな事はどうでもよく、今日は独り飯なので、久々に二郎系でもかましてやろうかと思い、それで大麻のブタキングに行こうと。そういう事である。
仕事を済ませて、敬愛するネ申のお父上(つまりゼウスか?)から購入した、森に近い駐車スペースに停めてるせいで虫にたかられぎみの愛車に乗り込み、エンジンをかける。頗る好調だ。
職場から12号に出て、江別方向に走ればすぐ札幌市を出る。僻地。テクノパーク僻地。
それから公道にあっていいのかレベルに見えるバンクのカーブを抜けて大麻駅前まで。
そこにブタキングは、あった。

詳しい店紹介などは食べログとかに譲るとして、出てきたブタキングの味噌がこちら。

ヤサイマシのニンニクである。ニンニクは少なめをお願いしようとしたけど、初めての店で緊張してしまい、「ヤサイマシと、あとニンニク…s」「あいよぉー」と相成った次第だ。ダサい俺。

まぁ食べようとしたけどヤサイマシが強烈で天地返しすらなかなか難しい。
これはと期待して食べ始めたら、うまい。麺は太く、ヤサイはシャキシャキしてて。
テーブルの調味料も必要十分であり、媚びてる感じも無い。
あとなんやこのエビオス錠はw(飲んだ)

ともあれ全然食べて、退店。


ここで少し自分の気持ちがあまりアガってない事に気づく。
なんか、物足りないのだ。
物足りないとはいうけど、腹はパンパンだ。だから少ないって話ではない。
ニンニクだってアホほど乗ってて、嫁様迎えに行けば嫌がられる事必至である。
麺だって太く、少しゴワ感もあるし、いい味してる。
モヤシの量は写真の通り。殺しにきてると言っていい。
スープも、濃すぎず、弱過ぎず。


だが、わかった。

あれは、俺が求める「二郎体験(二郎エクスペリエンス)」を満たさなかったのだと。


二郎というのはラーメンではない。二郎という食べ物だ。
という有名な言葉がある。それは二郎にハマった人なら誰もが解する言葉・思想だと思う。
その、ラーメンならざる何かを腹に収めにいく。
魔窟の奥、魔女の釜の中から出てきた得体のしれないスープのような、雪山の山小屋命辛々転がり込んで、一息ついたら出てきた山姥の人肉汁的な、何か呪術的、部族的な、そう。まさに非日常。物語の中にあるような、そういう、体験。
それが、なかったのだ。いや、言い過ぎやけども。

これはブタキングがよくないってんじゃない。

実際ブタキングはうまい。

うまかったしまた行こうとも思う。
その時に自分が思うのは多分「二郎食いにいこう」でなく「ラーメン食いに行こう」という事だと、そういう事である。

俺が求めた二郎らしさは、
麺は太さが適当でゴワゴワで、ヤサイはクタッとしてて、スープはギトギトしょっぱくて、ブタはとろける場合もあるけどいつもそんなでは全然なくて、場合によっちゃブタこそが二郎攻略の邪魔になってきたり、なんかそんな、薄汚い、ホントは存在しないロットバトルみたいなものを伝聞で意識しちゃって無駄に早く食べちゃうような、なんかそんな、
「え?お前何しにいってんの?飯でしょ?馬鹿じゃねぇの?口臭えよリアルで」
とか言われてしまうような、そんなドロドロなのだろう。


ところで札幌近辺で東池袋大勝軒っぽいつけ麺屋さんないすか?
(みの麺多っぽいのも嬉しいです)



以上ッ!

written by iHatenaSync