alovelog

続けられるよう頑張ります。(雑な)料理、サッカー見に行った時のこと、ランニングなどが大体の話題だと思います。

私だけの磐田がこんなにJ2な訳がない

【うらすじ】
物心ついた時から憧れの存在であり続けた絶対的お姉様ジュビロ磐田様…
一地方の貧乏クラブである灰かぶり姫的なコンサドーレ札幌の手がとどく訳もなく
もう要らないと放逐したFWをクンカクンカしたり、
磐田が使ったコーチに勉強を教えてもらったり、なんかまぁ離れて後を追っていた。
しかし磐田お姉様はいつの間にか成績が下がってきて、
2013年の秋にはついに札幌に模試で逆転を許してしまうし、
2014年に至っては2流の予備校のテストで札幌に再び負けてしまう。
憧れだった磐田姉様を見上げる事に
絶対変わらないもの、永遠を求めていた札幌の精神は徐々に壊れてゆく…


「磐田さん」
「あ…札幌さん」
「磐田さん、どうして先週山形に勝たなかったの?」
「それは」
「聞きたくない。どうして山形なんかに負けるの?」
「私…」
「私見てたんだよ?2009年開幕戦でも磐田さんが山形に2-6でボコられたの」
「…」
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「あの、札幌さん、それはね…」
「磐田さん随分変わった。弱くなった。私信じてたんだよ?磐田は腐っても磐田だって」
「それは…」
「あの山形戦の前の年(08年)は仙台なんかと入れ替え戦もしてたよね?
 最後のが入ってたらどうするつもりだったの?」
J. League Data Site

「磐田は私の憧れの磐田であり続けなきゃいけないんだよ?
 ちょっと!聞いてるの!」
「うるさい!」
「え…磐田さん…」
うるさいうるさいうるさい!私だって頑張ってるのよ!」
「磐田さん…」
「ちょっと天皇杯で勝たせて上げたからって友達面して、そんなだからあなたJ2なのよ!」
「磐田…さん?」

「私だって皆の憧れの磐田であろうとした!
 外様の補強もしたし古い監督を引き摺り出したり、
 喧嘩別れした柳下に頼ったりもした…
 でも…駄目だったの…」
「磐田さん…」
「私はもうただの田舎クラブなの…
 札幌さんには…ごめんね。
 ちょっと言いすぎたけど、少し放っておいて…」
「磐田さん…」

「でも、札幌さんに打ち明けられて、楽になった。
 ずっと言いたかったのかも。
 『私は磐田だ。田舎だ。
  黄金期を引き摺って落ちぶれた、
  J2の3位も危ない、そんなクラブだ』って…」
「…」
「名門なんて、もともと私の柄じゃなかったんだよ…w」
「…」
「じゃ、来週は宜しくね」
「磐田さん…」

「駄目だよ磐田さん…」
「何?」
「駄目だよ磐田さん。そんな、今更駄目だよ…」
「札幌さん?」
「どうしてJ2なんかに降格して、
 名将と呼ばれた監督の首を飛ばすぐらい二部に塗れて、
 そんな現状を受け容れるの?」
「札幌さん」
「私そんな磐田見たくない!」
「札幌さん!」
「私の憧れのまま死んで!磐田さん!」

「札幌さん!?」(※鋏を避けつつ)
「二部に塗れる磐田なんて、私見たくない!
 私の磐田が綺麗な内に、
 穢れていくのを止めてあげる!
 だからお願い、このまま死んで!」

「やめて!」

2014JリーグDivision2最終節
コンサドーレ札幌vsジュビロ磐田
チケット絶賛販売中!

 磐田は札幌に…
 1)勝った→GOOD ENDへ
 2)負けた→BAD ENDへ
 3)なんかよくわかんなかった→TRUE ENDへ

-BAD END
「楽しかったね」
「…」
「この時が来るのをずっと待ってた」
「…」
「私達、もう離れないよ」
「…」
「ずっと辛かったんだね。でも、もう大丈夫。私が一緒にいて、守ってあげる」
「…」
「だからこのまま、安心しててね。磐田さん」
(磐田だった骸の隣で笑う札幌)


-GOOD END
「ハァ…ハァ…」
「磐田さん…死んで…」
「うるさい(腹部を蹴る)」
「磐田…磐…」

(あんた)
「 札 幌 なんかに殺される訳にはいかないのよ…
 昇格して、強くなって、もう一度あの場所へ…」

「今は動けないけど、
 私はまだまだ諦めない…
 ずっと磐田を、ここで…」

「気持ち悪い」

 終劇


-TRUE END
「これは…」
「力が…漲ってくる」
「磐田さんが、私の中に?」
「札幌さんが、私の中に?」
「敵も味方もなかったのね」

『すごく…気持ちいい』(※歓喜の声と共に世界中に花が咲き乱れる)

「この力で何でも出来そう!」
「いこう!」

『日本サッカー界の老害排除へ!』

 ENDE