これもまた「見たことのない景色」(J1第34節川崎戦)
野々村社長の挨拶を聞いて、そうだなぁと普通に受け容れていた。
その挨拶はなんの言い逃れもない、まともで、達成してきた事を讃え、それでも自分達の立ち位置を述べ、卑屈でなく、大言壮語でもなく、これからどうなっていこう、その為にやっていこう。というものだった。
ワザと言い方をアレすると「すごく当たり前な挨拶」だった。
これまでの札幌というのは、貧乏です!死にそう!でもやっていかなきゃ!みんな頑張ってます!な?一緒にこの小さな火を絶やさないようにしていこう!隙間風吹き込む極寒の荒野の一軒家で、肩寄せあって……つらい!みたいな挨拶だったり、野々村社長初期は仕掛けを発表して大きく見せたり、ごまかしというか、今俺たち全然だからさ……みたいな卑屈を感じたり(事実だが)、そんなだった。どっかモヤモヤしてた。
だけど今年はそれがなかった。
こんな最終節は少なくとも自分は初めてだった。
この感情の波立たなさ、波濤のない、凪いだ海に登る太陽を見て、船出の予感を静かに感じるような、そんな、「見たことのない景色」だった。
試合については川崎ホントに嫌いなので腹が立ちます。はがやしい*1。何や一点目。誰ぞぶつかってでも止めんかい!綺麗に決めやがって……*2!2点目は予測しちゃってたかな……なんかそんな感じ。
今季の優勝を勝ち取った横浜は「アジリティとスピードと初期配置と仕掛けが高次元で竜巻のような暴力的、めっちゃ動ける長身の大型選手に奥襟取られて頭全くあげられないうちにボロ雑巾みたいにされるイメージの強さ」で、川崎は「ねっとり組んではくれるんだけどまぁとにかくボールの扱いが的確でボールが跳ねないから取れないしパスの出す位置受け方全部無駄がない。そういう意味では組ませてはくれるけどいつも重心をコントロールされてるようなそんなイメージの強さ」だ。どちらも札幌より明確に強くて、悔しいなという、感じだった。
さて弊軍*3の今後は?となると、
GKは2年後の内定含めて目処は立てている。
DFはJ1スタメン級は3バックに3人カツカツで補強必須*4。
ボランチは深井*5荒野宮澤に田中駿汰が入れば頭数と質は保てるか。
サイドは純正の左がもう一枚欲しい。*6
トップ下は既存メンツに金子「やらなきゃ意味ないよ」拓馬が入ってくれれば中野、駒井復帰で目処は立つと思う。*7
トップはジェイと武蔵と、2年以内に1人やれる選手が欲しい。*8
こんな認識で、勝ち点最低40を稼げるメンツは(CB3人のうち誰かがシーズン直前に居なくならない限りは)組めるのではないかと期待している。頼んます!
今年初めてトップタイトルの一つに手をかけ、メイチの勝負をして、その後リーグ優勝に驀進する横浜と戦って思ったのは「求められる技術の底上がりがエグい」と言うこと。とにかくトラップで浮いたら狩られるし、寄せも早い。持ってから考えると遅い。
どんどん1タッチに許される猶予時間が短くなる中、どんなプレーを見せて頂けるのか、ついていってリード出来るのか、来年の開幕を少なくない不安と、少なくない期待で待ちたいと思います。
皆様一年お疲れ様でした。
◆写真たちだ!
金曜までのクソ寒さは落ち着き、何とか外に出やすい雪景色の札幌ドーム。
やっていくぞ
我々が手を下す事は出来なかったが、磐田、松本、安らかにJ2で眠れ……
展示の類は乗っていくスタイル。椅子とかついてないのね!
席に戻ったところ、恐らくエース級であろうサッポロビールの売り子さんと今年最後の取引。なんかね、毎回凄いタイミングで売りに来られるんですよ。ありがとうございました。
やっていきましょう。
しかしながら試合は前述の通り負けて、松本湘南が引き分けた為、個人的にめちゃくちゃ期待してた王国ダブル降格もなくなった。つらたん。
来年も頼むやで!
今季最後の1-2ワンハンドダブルピース*9
オフに登別か函館いかねばな
石屋製菓様のユニフォーム看板、今年もありがとうございました。
そんな訳で南光園にやってきたのだ。
箸が写り込んですまんな。ここは札幌にあっては寧ろ珍しい「サッポロ黒ラベル」が飲めるのだ!
飲み放題に食べ放題がついて4400円。ありがたき!
「あぁ〜、札幌で焼肉、食べたいなぁ〜」
「ウチですウチ!南光園!」
そういや焼肉松苑(しょうえん:漢字忘れた)てどうなったんだろうね?
50%オフ!50%オフ!(のち、二重価格表示が問題になった頃「いつでもお肉が安い!」に変わったCMが思い出される)
腹もパンパンで徒歩で帰る。
発表された新ユニフォームは久々のオーソドックスな赤黒縦縞で購買欲をそそりましたね。
ホントに一年お疲れ様でした。
短いオフシーズン、スキーに温泉に飲酒に楽しもう!
以上