【北海道】利尻礼文、最北限の旅(1日目札幌〜稚内〜礼文)
こないだ札幌からマイカーで稚内〜礼文島〜利尻島を回って帰って楽しかったので写真などをアレしようと思う。撮影?iPhoneだよ。5S。
(尚、MVNOのmineoAプランau回線、利尻礼文、最北限のスコトン岬でも問題なく通信出来ました事をご報告致します)
◆行程
なんとなくのスケール感は以下の通りです。
ユジノサハリンスクてお前……(天気良くて稚内港から樺太見えましたですね…)
◆1日目(札幌〜稚内〜礼文)
札幌→稚内 (道央道、深川留萌道、232号線、40号豊富バイパス)
稚内港→礼文島香深港 (フェリー)*香深は「かふか」と読む。海辺の香深。
◆2日目(礼文〜利尻)
礼文島香深港→利尻島鴛泊港 (フェリー)*鴛泊は「おしどまり」
鴛泊→沓形 (車)*沓形は「くつがた」
◆3日目(利尻〜稚内〜札幌)
沓形→鴛泊 (車)
稚内→札幌 (40号豊富バイパス、232号線、深川留萌道、道央道)
◆費用
高速代 往復で5000円くらい(道央道のみ。深川留萌道、豊富バイパスは無料)
フェリー代 45000円くらい
※稚内→礼文、礼文→利尻、利尻→稚内の三区間で、車1台(運転者1人の代金含む)+同行1人の合計。(レンタカーにしてしまえば三区間2人で一万かそこらでないかな?)
◆写真だオラっ!
初日
夜明け前に家を出て、稚内に向かう。浮かれてほぼ眠れなかったが、道央道、深川留萌道、オロロンライン、豊富バイパス全ての行程がそれはもう空いていて、5時間半ぐらいで稚内についた。
夜が明けて休憩入れた道の駅、風W苫前。「ふわっと」苫前と読む。風力発電しとるからね。ネーミングに物凄い道民センスを感じる……
稚内についた。
稚内駅(1日数本の列車しか来ないので、事実上の道の駅兼映画館)に存在する恐らくは日本最北端のハーフラック。
道路整備が宗谷地域では災害対策として必須である。という展示。一度車で走ると色々感じるし、道路はホント大事やなとなりますね。
稚内フェリーターミナル。存外綺麗。お向かいには国際航路のターミナルがある。そこから樺太に行けるんやろね……ロマンチック。
礼文行きのフェリーが入港した。ロープ投げたりするのは見ててシビれますね。
車輌甲板に駐車。11:05に出航。
利尻島は稚内からでも見えてるが、礼文島が見えてくるとテンションが上がる。(船では2時間あり、接岸前まで寝てた……)
フェリーから車を出す。僕は礼文島に、最北限の島にいるのだ……!目の前には利尻富士がバッチリ見えている。肉眼だとすっげぇすぐそこに見えます。
香深港フェリーターミナルと、向かいの土産物屋さん。上がる〜
フェリーターミナルで飯を食おうとなった。
香深港二階の武ちゃん名物ホッケの蒲焼き丼。うまかった!ウニ軍艦も食べたけど、光の関係で絶望的な色合いに写ってしまい、これは見せない方がよいなという大人の判断(美味すぎではあった!臭みゼロの甘みマックスよ)
日が暮れる前にやるべき事として、元地灯台に歩いて行こうとなり、そのルートにある『北のカナリヤ』パークに。映画見てくれよな!(僕は未見です)
先の北のカナリヤパークに車を停め、一旦知床(エリアの名前)に下る。最北限の猫に出会う(※礼文島知床は礼文島最南端です)
分かれ道。僕はこれから灯台に行くんだ……嫁様とのピクニック、最高やん?
息が切れつつ登る。振り向けば利尻富士。最高だね!素敵なピクニックだ!(尚前日からほぼ不眠)
そこそこ登ったところに看板。思えばここまでがまともなルートだった。
最北限の自然、高山植物達が何故かここに来て牙を剥き始める。道がね、狭く、なって、くる
北海道植生警察だ!北海道植生警察だ!などと頭の中でブツブツ言いつつ登る。辛い。嫁様は写真を撮るなどしている。マラソンとは違う、登り坂オンリーイベントの辛さ。しかし僕は今、妻とピクニックをしている。それは幸せな事なのだ。心拍数は酷いことになってるけど。
灯台だ……(裏に回って海を見ればよかったんだろうけど、疲れ過ぎてたのと草ボーボーでルートがないのもあり、忘れてた)
アレだけ興奮した利尻富士、今はただ自分の心拍、眠りたい休みたい欲求、それだけが頭を支配する。
下りの道も、狭く、雨上がりだったからかぬかるんでいる。不平を言っても俺は下山出来ない。礼文島を楽しみたければ歩みを続けるしかないのだ。
俺は北海道植生警察だ!北海道植生警察見習いだ!ただ唱えていても救われる事はなく、僕はただ蚊に喰われないようパーカーをかぶり、歩を進める。
この木立を抜け、朝3:30から始まった旅は一旦の終着を見た。車に戻った時、僕は大きく息をついた。(嫁様は元気である。つよい)
北のカナリヤパークから車を走らせ、今夜の宿に一旦チェックイン。時間は大体16:30くらい。この日のうちに『最北限スコトン岬』を済ませたいので、軽く着替えて車を出す。
スコトン岬に着いた!香深港からは20キロちょっと。礼文島内に信号は一つしかない。湾岸の道は狭いが譲り合うのに問題はなく、存外簡単に辿り着ける。
ところで「最北限」や「スコトン岬」については、東京住みの頃から知っていた。ピエール瀧のコミック牙というDVDにおいて、かなり冬の時期のスコトン岬が紹介されていたからだ。(小型バイクのモンキーに「ぶっ殺すぞ感」溢れるカスタムを施す「バイクアニキ」が個人的には好き)
スコトン岬に戻ろう。
トド島が夕焼けに美しい。昔は最北端とされていたけど、宗谷岬のが北緯が高い事が分かって最北限って言うようになったんだっけ?(困ったらググろう)
良いですね。さて、僕には一つ、見に行きたい場所がある。
礼文空港だ。閉業とは知らなかったが、どーせ後は風呂入って居酒屋行くだけだし、スコトン岬から香深港戻る前に行ってみよう!
道路が封鎖されているとかもなく、そこには利用されていない空港があった。緊急時などは使う事もあるのだろうか?
香深に戻る道中、陽もとっぷりと暮れ、今回の旅の裏テーマである最北限セイコーマートに到達。(最北端でいうと、稚内駅か、宗谷岬あたりにもう一つあったような気がします)
真面目な話、セイコーマートは島、道内僻地における重要なインフラなのです。
宿に戻って、温泉に入った後は、さぁ飲むぞ!
漁協がやってる「かふか」でサッポロクラシック。お通しが既にうまい。ホッケのちゃんちゃん焼き定食、ウニ、八角スティック揚げをオーダー。
焼き、生、両ウニ。針がどっちも動く。身の詰まりは最盛期に比べ痩せてはいるけど、まあ本当にうまい!!!すげーな。
八角スティック。これもビールがアレする味。たまらぬ。
じっくり炭火で焼かれたちゃんちゃん焼きは当たり前に美味く、メシ殺しである。また、ホッケの皮もパリパリになるまで焼かれ、美味しいビール殺しと化していた。身も皮もうまい。島のホッケの強さを見た気がした。
礼文島の幸を堪能し、時間的、移動距離的に長い1日は終わったのである。
二日目の日記はこちらです。
三日目の記事はこちらです。
※文中の「北海道植生警察」につきまして、アサイさんによるパワー溢れる単語を借用しました事をご報告致します。
以上!
ショアッ!!!!