アンデルソン・ロペス大復活祭(ルヴァン準々決勝1st reg広島戦@厚別競技場)
今の札幌は凄いチームだと思ってるけどやっぱり凄いチームだった。
アウェイゴールはやりたくない!と意気込んだ試合は開始数分で裏抜けされてスパコン決められるあっさり失点から始まり暗雲が立ち込めた。が、札幌はへこたれない。顔を平手で張られたら尚の事掴み掛かり畳み掛けるのみ。いちいち激高はしない。張られた以上のダメージを与える事を粛々とこなす。ちょっとの屈辱などは暴力で塗り潰す。と言わんばかりに広島に殴り掛かる。
そしてアンデルソン・ロペス。
根も葉もない(ネットに載った異言語憶測記事?から生まれた)移籍の噂はただ単に怪我が長引いてただけだった気の良いマタドールは盟友ルーカスフェルナンデスのロングパスに抜け出して、theブーイング対象林卓人のニアを正面から抜いて決めてみせた。凄い。
アンデルソン・ロペスの応援歌は素敵で、ずっと歌っていたい。だから根も葉もない噂だったとは言え8月に札幌界隈を襲った根も葉もない移籍の噂は内心とても辛かった。よかった。移籍に揺れるアンデルソン・ロペスなんかおらんかったんや!ここや!ここにおるぞ!俺らの暴力装置、フットボールターミネーターは!
等と多幸感に浸っていたらまた抜け出されて失点。レアンドロペレイラ、広島の槍として優秀過ぎませんか?
そんなこんなで前半は1-2で終わり、後半へ。ロースコアゲームで勝てればと思っていた淡い期待はすでに霧散し、馬鹿試合で上回るしかないというお決まりのズンドコ札幌状態になる。好きだぜ。こういうの!
後半、札幌はどうしても覚えたての前後動を繰り返すしかないkawaii岩崎をジェイに替え、甲羅を割にかかる。そのジェイの圧に屈したか、相手DFが悪戯なお手手を使い退場。そのフリーキックを見事に福森が決める。いや、これ壁が空いてるサイドにヤマ張れば壁超えるだろうし、壁サイドなら普通に逆スミに決めるだけだし、林詰んでない?と思って見てたらそのとおりになった。エグい。
その後は更に亀になった広島(DF退場からすぐ井林を投入したの城福ブレないなって思って感心しました)の甲羅をもっと叩き割るお仕事。白井が林卓人に抱きつかれるラグビーワールドカップリスペクトなプレーでPKを得て、やはりアンデルソン・ロペスが決めた。
この流れ、VAR導入初戦だった事もあり、西村主審のVARアクションを期待したのだけど、如何せん「林卓人a.k.a.ブーイングを受けるに相応しい男」のラブアンドピース白井*1に対する抱きつきは現代サッカーにおいては全くの反則であり、改めてレビューするまでもないペナルティ判定と相成った。林ホントにそういうとこでも使えねぇな。もう一回言うけどペナルティキックはアンデルソン・ロペスが冷静に流し込む。札幌は逆転に成功した。
その後は2点差を目指して亀の甲羅を更に割りにかかるも3-2で終了。目論見から外れた0.5点差勝利(次に1点リードされたらそのままだと負けますからね)的な広島戦でありました。
◆写真たちだ!
厚別競技場。秋めいた空。
素敵が加速する。
西村さーん!!!!(絶叫)*2
西村主審のアピールがあったのかは定かではないが、ペナルティエリアの幅が修正されていた。珍しい光景。
ゴール間際のカメラにも厚別の水は容赦なく叩きつけられる。大変そうだったw
日暮れが近付いて素敵な空である。
最高。
月が見守る試合はアンデルソン・ロペス復活祭となり、札幌が先勝した。まだ前半である。やっていきたい。
この後頑張って大量のタスキを畳んだけど、無情にも厚別競技場〜大谷地駅のシャトルバスは俺達を残して去っていったのであった。
〜fin〜