アイドルタイムプリパラを全部見た。
(必然的にネタバレは書いてしまうのでご了承頂きたい)
夢を他者に食べられ、忘れていた者
夢を食べられそうになって「私には夢なんかない!」と自ら隠し、忘れていた者
「虹色にの」と「幸多みちる」の表現が、何故登場時から「そのよう」であったのか、が30話ぐらいからどんどんわかってきて、俺は虹色にのと幸多みちるの話でクソ泣いてしまった。
この話を見る前の日に、昼飯食いがてら散歩してる時に「あっちゃこっちゃゲーム」がイヤホンに再生され、その歌詞を聞いて「では虹色にのの夢は一体なんなんだ」とか「にのは夢を食べられてしまっている。でも何かをしたくて、色んな部活を助っ人して彷徨っている。本当にしたい事は」「なんて可哀想なんだ」などと昂ぶって涙が滲んでしまった。あっちゃこっちゃゲームの曲はめちゃめちゃアガるのに。
ともあれ、アイドルタイムプリパラ。
真中らぁらが神アイドルとしてパパラ宿に赴任させられ(小学生やぞ?)、マイチケを折られてプリパラチェンジしても理想の姿になれないようになり、プリパラは出来たばっかでやれない事も多く、更にはパパラ宿の学校では女子にプリパラが認められておらず、校長だけでなく学生によってもプリパラが弾圧されている……と、ストレスフルな始まりだったが、そらみスマイル、ドレッシングパフェが出てきて「やっぱ神アイドルはちげーわ!」「まだ新キャラには任せらんねーわ」となったし、これで一安心して面白く見れるな。とか思ってた。
※地獄ミミ子の話なんかも(富山県出身の俺には)強烈に刺さったし、とても良かった。
しかし中盤、世界の仕組みがわかり、パパラ宿で何が行われていたのかを明示されてからは「夢を取り戻す話」になり、一気に新キャラへの気持ちが増した。WITHもマジやっべぇー!し、be with you(低い声で)なのだ。
一年ちょい前にキンプリから見始めて、プリティーリズムレインボーライブ、オーロラドリーム、ディアマイフューチャー、プリパラ1〜3、アイドルタイムプリパラと何とかプリチャンまでを完走出来た。いや、させられた。いつの間にか走っていた。毎度、クライマックスでは泣かされた。
泣くことが目的ではないが、話は続けて見てしまうし、見たら何故か泣いてしまう。泣くことは結果だ。俺は感動しているのだ。感動する為にプリパラを見てるんじゃない。見たいから見て、そしたら感動させられてるのだ。俺は、ある意味被害者だ。プリパラは俺を泣かす。み〜んなトモダチ!み〜んなアイドル!俺を泣かすプリパラ、許さんぞ!?
ありがとうッッッ!!!!
とにかくアレですね。アイドルタイムプリパラはプリティーリズムシリーズのリスペクトというか、ディアマイフューチャー、プリティーリズムシリーズもかっけぇんだぜ!?という表現が見られて、嬉しかったですね。
設定資料集とアルバム買わなきゃ……
ああ、ホントにミーチルとみちるの話はヤバかった……*1
あなたのジュエルマイクを手に取って!
アイドル始める時間だよ!
ガァルル、可愛すぎや、尊すぎやしませんかね……
どうするんですか?纏まらないし終わりませんよ……
それがね、プリパラ……*2
*1:アイドルタイムプリパラep35.「未知とのミーチル」夢を持てない、夢を見つけられないみちるを心配する皆に対し、プリパラ内でのみちるの姿であるミーチルは「みちるは強い。大丈夫だ」と言う。幼い頃、みちるは夢をパックに食われない為、襲撃を受けた際「私には夢なんかありません!」と、自分の夢をパックから、自分からも、右肩に抱え込んで隠したのだ。みちるの夢であったミーチルは、守られた。ミーチルは守られたが、みちるは夢を自分からすらも隠して忘れてしまった事による弊害をずっと受けている。ミーチルはそんなみちるをずっと見ていたのだ。そんな中、遂にみちるは思い出す。自分に夢があった事。夢を食べられそうになって必死で隠した事。それによって夢を忘れた事。プリパラで変身したミーチルの姿が、みちるが夢見た姿、夢そのものであったこと。みちるはミーチルの姿が自分の夢であった事をハッキリ思い出したのだ。ミーチルは夢である自分を守ってくれていたみちるにありがとうと言う。みちるはミーチルが消えないでいてくれた事をありがとうと言う。みちるの夢であるミーチルは、みちると抱き合い、夢を見失っていた時間を取り戻し、みちるのミーチルのプー大陸、本当に夢見ていた自分を取り戻す事を叫ぶ。みちるの夢は、遂に取り戻されたのだ。