前年王者横浜を組み伏せ(てクソボコ)る札幌を見た
驚いた。
前回FC東京戦で「今後はこれでイケるやん」と思っていた田中駿汰を怪我?トラブルで欠き、更にはリーグトップクラスの反則性能持ちである福森晃斗も欠いている。
そんな状況で前年王者横浜(マリノスの方)を迎えるという段になってスタメンは0トップ。
マジかと。
蓋を開けてみたら、何の事はない、前年三ツ沢(横浜4-2札幌*1)の意趣返し、
明確に
『お前らボコる事ぐらい、ウチにも出来るんだが?』
と「理解(わか)らせる」サッカーだった。
選手には明確なタスクが与えられ、チャナティップ駒井中野はとにかく丁寧に任務を遂行していた。特に中野の横浜8番6番のケアは素晴らしかった。怪我は残念だがあんな実直にタスクをこなせるとは思わなかった。すごい。
迂回路を選ばされる横浜の攻撃はそこ迄の迫力がなく、札幌はこれまた対面の選手に「理解(わか)らせた」ルーカスフェルナンデスがダンシング・オールナイトを90分繰り広げてなんかもう気が狂いそうだった。
福森の代わりにスタメンとなった高嶺は、ボランチ起用時と違い無茶ドリや無茶ターンは控えめ。任務遂行を淡々と行い、質も高かった。
田中駿汰が居れば……
福森晃斗が居れば……
そんな、救いみたいに見えるものがふと消えても(※これは札幌老害民にはお馴染みの概念なんだが、昔はホントにその『消え』でシーズンが終わっとったんじゃ……*2)、選手がきっちり結果を出す。代わりが出てくる。総じてレベルが高い。そんな逞しさというか、あなたいつのまにそんな立派に、あらやだ、あたし寧ろ恥ずかしい……みたいな感じなんですよすごいですね。
あの、ホントに試合終わってから鳥肌出ちゃって、札幌、凄いなって、思いました……*3
(気を落ち着けるために北海道コンサドーレ札幌のパートナー*4であるぎょうざのみよしので食事をする。こういう幸せも、ついに日常になったのだ……)
では
*1:2点は横浜が大きくリードしてから取れたものであり、内容は横浜の完勝
*2:04年の三原の怪我とかね……
*3:ロスタイム入る前か後か、横浜が「まだ圧力の落ちない札幌に対して」攻めあぐねてボールを下げるんですけど、拍手がスゲー増すんですね。今は新型コロナウイルス対策として声出しとか揃えた手拍子とか出来ない中、「横浜が札幌により余儀なくさせられてる」「札幌に利する、横浜にとっては無様な選択」を、札幌ドームの観客が「囃し立て」「煽る」そんな拍手が一斉に何回も繰り返し起こったんですわよ。私めちゃくちゃ笑ってしまって。最高だな。札幌ゴール裏がずっとやってきてた事って浸透して感覚に染み付いてるんだなって。めちゃくちゃ最高じゃなかったですか?(僕は最高だと思いました) 良かったなぁアレ。みんながサッカーわかってないと無理だもんアレは。
*4:スポンサー