alovelog

続けられるよう頑張ります。(雑な)料理、サッカー見に行った時のこと、ランニングなどが大体の話題だと思います。

帰省が出来て、とても嬉しいし、安堵した。

こないだの勤労感謝の日。月曜を有給で埋めて四連休として、帰省した。

「帰省すること」を選べるようになったのは間違いなくワクチン接種のお陰で、関係者各位に感謝するばかり。本当にありがとうございます。


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親が体調を崩し始めて、入退院を繰り返すようになった。というのが2020年の春前の話。そこから世間では急速に新型感染症が広まり始め、まずは移動や対面を控えるという対応がとられるようになった。人の間で伝染し、勢力を拡大するウイルス相手なので、当たり前っちゃ当たり前だし、全く正しい。仕方ないと思った。

そもそも自分は「人と会い、都合をすり合わせる事が苦手」であり、人に会わずに済むのであれば、まぁ別にいいかぐらいなもんだったんだが、そうも言っていられなくなった。親の体調が悪化の一途を辿っているというのだ。

親の入院は長くなり、立ち歩きもなかなか難しくなってきたそうで、電話を使っての意思疎通もかなり難しい状態となっていた。

自分が暮らす北海道も相当厳しい感染者発生状況な一方、故郷の富山でも新規感染者はどんどん増え、病院は絶対防衛線が張られ、見舞いなんか行ける状況ではない。行かなくていいか。が、行ってはいけない。になった。こうなると、心配だけが増していく。

2021年だ。年が明け、高齢者から順番にワクチン接種が始まった。いろいろ胡麻化して4回打ったというワクチン接種界のアーネストホーストみたいな害悪系おっさんもおったらしいが、まぁとにかく順番が回ってこない。親の分のワクチン予約も、故郷で提供されている予約プラットフォームで取ったのであるが、その機会は体調の更なる悪化によってドクターストップがかかり、泡と消えた。このころから、自分と嫁様の戦略は一つしかなくなった。

「できる限りクリーンな生活をして感染可能性を極力抑えつつ、自分たちがワクチン接種を済ませていざという時に備える」だ。

何はどうあれ、自分がワクチンを打ってない状況で、陰性だからと言ってホイホイ入れてくれる病院もないだろうし、何ならワクチンを打ってない、陰性が即時に証明できない場合の行動が制限される可能性も否定できない。であれば、とにかくワクチンを済ませてしまい、いつか来る移動制限の解除の暁には、あと受け入れ側が準備できたらば、即移動できるよう自分たちの状況を整えようと、そういう事になった。

ので、引きこもったし、人にも会わなかった(※これは別に負担ではない)

そしてクソ暑い、それはそれで致死性まで認められそうな札幌の猛暑に耐え抜いたころ、ようやくワクチン接種の順番が回ってきて、順調に嫁様の順番も確保することができ、そうしてツータイムスワクチナイズドと、ワクチン接種界のアーネストホーストニキには敵わないまでも、一応はモデ卒(モデルナ接種済み)となり、11月を迎えた。

そのころには「年内は体調も戻らないだろうし、入院が続くだろうから、帰省してきても親には会えないと思う」と家族から言われていた。正直言ってものすごくいろんな覚悟をしていた。何はどうあれ、一度帰ろうかとか、それやっても困らせるだけだよなぁとか。

結局「年内の退院はない」というかなり確定気味の見込みを聞いて、であれば「一応のワクチン接種も済ませて感染者数も落ち着いてきているし、そもそも帰れない」という事で、半年ぶりぐらいに札幌ドームに試合を見に行ったり、嫁様と二人で個室の居酒屋に行ったりはしてみた。久しぶりの外界、イベント、人の大勢いる感じ、パワー。そういうもんを感じていたら、急に当の親から連絡があった。

「土曜に退院する事になった」

え???なんで????となったが、連絡を受けたのが木曜日。週末は一日足せば4連休。これは絶対的なチャンスである。最悪の事を想定すれば、最後に会える機会かも知れない。それはそうだけど、仮にそうだとして、0なのと1なのなら、1だろ。迷うな!行け!条件は揃ってるし、揃えた。この日のために、俺は、嫁様は、こういう生活をやってきたのだ。

という事で、都合2年北海道外に移動していない事から溜まりに溜まったJAL様のマイレージをはたいて新千歳~羽田の特典航空券を取り、あとは流れで東京駅から北陸新幹線に乗ればいいかぁぐらいの気持ちで、帰省しようと相成った。(新千歳~富山、新千歳~小松は曜日運航で、今回の旅程には合わないし、新潟に降りたところで富山までは4時間以上かかるのであんまり意味がないというか、羽田の方が早い)

 

そして出発当日。


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新千歳空港は思ったより人が多く、なるほど連休だものな。とみていたのだが、どうも遊びに行くというよりは、それこそ俺のように帰省する人が多いんじゃないかな。と見て取った。中にはヤクルトのジャンパーを着て、これから戦いに出る人もいた。頑張ってください!良い日シリを。とも思ったり。


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JAL様の手荷物預かりも自動化されているし、タッチパネルはタッチしなくても動く(伝わるかな?まぁ何回も触ってはしまったが、とにかく触れなくても動くのだ)ようになっていた。俺が空港から遠ざかっていた2年、新型感染症の2年の間に、人は、JAL様は、また、進化していた。すごいものである。


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羽田も人でいっぱいで、東京駅なんか言わずもがな、北陸新幹線のホームもそれなりに盛況。指定席は二人の並びを取れず、一応座る権利は確保しつつ、自由席に並んでみたら、案外余裕で二人並び席に座れた。(長野を過ぎるとガラガラになったのは現実感あった)新幹線の静かな運航に改めて驚嘆しているうち、新高岡に到着。兄に送ってもらう。

5年ぶりの実家で、親と再会した。再会できた。


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ベッドから体を起こした親の手を握り、言葉を交わした。身体はだいぶ弱っているようであるが、会えたのだ。それが何よりよかった。とにかく食事が摂れなかったと聞いていたので心配ではあったが、俺が食べたい富山の味「すりみとネギの味噌汁」をこさえて、買ってきたものと一緒に食べた。ら、食べてくれた。ちょっと驚いた。

宿泊は気を揉ませないようにホテルを取り、まぁ当のホテルでは部屋に入った瞬間思想のキツイ書籍がたいがいひどく陳列されているという状況ではあったのだが、すっかり浄化された駅前(駅前ビルは当の昔に、アドニスビルも富山第一銀行になっちまった:なった方がいい)を眺めつつ、眠りについた。


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翌日、あんまり家に長居してもそれはそれで親にも負担がかかろうという事で、午前中は嫁様と高岡見学をした。藤子不二雄が上京後、何故か締め切りを大量に抱えた状態で帰省したもんだから、何社も原稿を落としてしまい途方にくれる聖地「高岡古城公園の山」から「藤子・F・不二雄ふるさとミュージアム」を見学したりして、実家へ。

明らかに昨日より体力的に充実してそうな親を見て、実情はどうあれ*9元気そうでひとまず安心したし、親、すげぇ!かっこいい!と思った。

思えば、2年ほど前から、食欲がなく、体力が落ち、食べれないから考えもまとまらず、暗い気持ちになり、ついには倒れる。という流れだったようで、しかも入院先のご飯が自分に合わないとずっと嘆いていて、家に帰って来たことで食事管理の対象外となり、いよいよ必要なカロリーが取れてきた。という事じゃないかと勝手に思っている。何にせよ、元気になる、パワーが出るというのは本当に素晴らしいことだ。

俺も痩せようとか思ってる場合じゃねぇ!食うし!飲むぞ!(※肥満検査アウト民並感)


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三日目も一応顔を出してから北海道に帰ろうと思っていたのだが、天気が悪くなるし来てくれるなと親からlineをもらった(すごい!しんどい時はlineもやれなかったそうだ)ので、言葉に甘えて富山駅から新幹線に乗り、東京駅でプリズムストーン(プリティーシリーズに在る、「なりたい自分になる事」を支えてくれる素晴らしいお店・ブランド)見て、羽田に行き、条件付き運航のJAL様便にライドオンして、帰った。

 

3年ぶりに会った親は、思っていたよりはかなり元気(だけど、やっぱりやれない事は多いし、体調を崩してからのダメージは本当に大きい)で、それを凄くうれしく思ったし、なんか、マジでかっこいいなと思った。寝たきりみたいな状態、食事もとれず、意識も朦朧としていた状態から復活してくるって本当に凄い。

「歩行などのリハビリもやっていきたい」と話してくれたのが、あまりにも強くて、なんか、そういう親の姿を見れた事が何よりよかったな。と思った。

北海道から富山に帰省する際の手続き、新幹線の乗り方(2つ並び席は指定では取りにくいが、万が一座れないと2時間半から3時間かかるので、二人分千円程度の指定席料ならリスク回避の為に払っておくのがよかろう)も理解したし、富山駅の本丸は地鉄の駅の方の「とやマルシェ」な事も理解した。

 

もう次は余裕で帰省できるし、なんか実家が近くなったし、親はすごいし、俺はとても安堵したし嬉しかった。そんな、帰省だった。

 

以上。

 

おまけ(今庄の暗部)

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今庄では卓上に一味唐辛子が提供されとるんやけども、何故か味の素の瓶に入っとるし、赤パンダに赤いもん入れるからパンダ感もない。なんで、味の素ながかねぇ〜???(ニヤリ)

 

おまけ(羽田の自動運転椅子)

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凄かった。これが実験され、たくさん配備されたらいいなぁと思います。

 

おまけ(プリズムストーンで買ったやつ)
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プリパラのテーマソングカットアクリルなんだけど、これ一期のエンディングかな?

 

今度こそ以上!

ワクチン接種して、帰省して、楽しく過ごそうな!!

*1:高岡大仏。太陽が南中した頃後光になるよう、おそらく意図的に北向きに作られていると思う。

*2:自動で動く椅子。マジで自動で動く。凄い。

*3:東京駅って、なんか、イイ〜よな

*4:少年と北陸新幹線

*5:弱り気味な親の顔を出すのもアレなので、お猫様を見てくれ。警戒心物凄いし、このあとハァーーーー!って威嚇された

*6:この辺が怪しい、藤子不二雄原稿落としの聖地

*7:高岡古城公園は駅から歩いてすぐなので、散歩に良いとこですぞ

*8:これが高岡駅今庄のそば。と、昆布おにぎり。石動の麺類食堂、高岡の今庄、富山の立山そば。石動の麺類食堂のうどんが一番強い

*9:気を張っているだけかも知れないし、揺り戻しがあるかも知れないという事。

*10:東京駅一番街にあるプリズムストーン。少し泣きました

*11:東京駅改札内のタイ料理屋さんの牛タンのガパオ。美味しいんだけど、辛さが常軌を逸していて、いや、移動中の東京駅で食うもんじゃねぇよ!?ってなったし、翌日までお腹が痛かった。旨いは旨い