alovelog

続けられるよう頑張ります。(雑な)料理、サッカー見に行った時のこと、ランニングなどが大体の話題だと思います。

先週末の色々(J1最終節とか、プリパラ&プリチャン&プリマジウィンターライブとか)

先週末は自分の中ではかなり盛沢山だった。

#######################ここからサッカーの話です。

土曜にJ1リーグの最終節が行われ、我がコンサドーレ札幌は開始間もないゴールを守り切って見事連勝でリーグ戦を終えた。ほぼ決定的な「レンタル移籍中の選手が完全移籍に移行するケース」以外だと所謂「戦力への打撃」になってしまう金子拓郎選手への横断幕が出る。とても素晴らしく、胸の詰まる思いがした。

この日は試しという事で、所謂見ながら配信をしてみたのであるが、終わってみれば日大は相撲部が本体であり、日大魂は即ち日大相撲部のそれである。日大魂は広く札幌に及んでおり、荒野などが(今はトップフォームとは言い難いが)強いのはその魂を継承しているからに他ならないとか、なんかとてもズレた事を話していた。*1

これは何というか、楽しかった。2試合を見ながらだったのでグダグダしたという言い訳もできるが、一試合見てたら間が持たないんだろうなとも思った。出来る人は凄いですね……来期以降はホームは現場だと思うので、またアウェイの試合ででもやれたらいいなと思う。せっかく設定したかわいい姿。使わない訳にもいきますまい。

##########ここからプリティーシリーズの話です。

で、日曜はいつもの通り10:00から「ワッチャプリマジ!」を見て、ミュークルドリーミーに流れ、13時からライブイベントである

「プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ!ウィンターライブ2021」

を見始める。


f:id:alovesun:20211209180442j:image*2

今年10月に始まったワッチャプリマジは大変に意欲作。

非常にざっくり言うと

プリティーシリーズ(2011~2013)で「なりたい自分になっていい。なんでもできる。何にだってなれる!なりたい自分に、プリズムジャンプ!」というメッセージ*3を発し、プリパラ(2014~2017)では「み~んなトモダチ!み~んなアイドル!」というメッセージ*4キラッとプリ☆チャン(2018~2021)では「やってみなくちゃわからない!わからないなら、やってみよう!」というメッセージを発していた。

つまり「あなたのなりたい、やりたいことは他人に否定されないし、失敗するとしても、やってみればいい」というメッセージが展開していた。

とても優しく、自分で自分を縛っていた自分にとっては、涙が出るようなメッセージで、それに気づいてしまったので、2年半前にプリティーリズムレインボーライブのスピンオフであるKING of PRISMを見てからこの10年分のコンテンツは全部見た。

で、今年のワッチャプリマジ!なんだけども

テーマが「マジ」「本気」なのである。*5

 

とにかく「本気になる」事をオープニングテーマから押してくる。

プリティーシリーズはキャラのコーデがワンプレイごとに払いだされるゲームシリーズでもあるんだけども、そのおしゃれを楽しむ意味でのコーデチェンジ(着替え)に加え、「”本気に” 着替えて」という表現を押してくるのですよ。

「今までの平時の自分とは違う、本気で事にあたる自分」に「着替えて」、本気でやってみないか?恥ずかしくねぇよ。おしゃれみたいなもんだ。本気に着替えろと。本気に着替えた、あなた自身の知らないあなたに、なってみないか?(なれるよ。何にだってなれる!んだから)というのだ。*6

 

本気になって、やって、出来ないのはとてもつらい。

それでも「やってみなくちゃわからないし、わからないならやってみよう」で、そのうえで「自分のやりたいを自分が否定しない、なりたいもの、やりたいことに向かってもいい」というメッセージが下支えして、「本気になって、本気を楽しもう!」なのだ。

これまでのシリーズでは余り強く「本気」というワードは出てこなかった(※これまで何度も何度も覚悟の表現はあるし、努力もしているが、本気になれ!という煽りはあまりない:それが優しい)が、今回はここまで「本気になる」「本気で(困ったバディに)向き合う」という展開が繰り返されている。

という事で、ともすればリアル女児の心を苦しくさせてしまうかも知れなかったテーマに踏み込んだという意味では制作陣の覚悟が見て取れるし、実際話もスリリング(本気は失敗したときのダメージが大きく、おじさんはそういう恐怖にとても弱いのだ!)で、とても熱い。

来たる12日(日)の放送予定は 第11話「跳べひな!孤独を超えていけ!」

ですよ。(ひな先輩はプリマジ強豪校のエースで後輩からの信奉もあつく、絶対に勝つをポリシーに努力をし、また、他校の後輩でもトレーニングを合同で行うほど面倒見も良い。そのひな先輩エピソードに「孤独」ですよ。俺は、ひな先輩は本気でプリマジをやってはいるが、そこが他人軸:誰かに勝つ、誰かの為に勝つであって、自分が勝つことでどうなりたいかが無い、また、勝つ以外のコミュニケーションを周りと取れておらず、信奉されてはいても、ひな先輩は孤独…なのか、と思うとヤバくないですか!?!??!!?)

 

プリマジがやばいことはわかってくれた事と思う。わかれ。わからんのか?マジか……

で、ライブで何がやばいというと、このシリーズ3作品合同ライブのトップを飾ったのがワッチャプリマジの主題歌「Dreaming Sound」なんですよ。

(一応OPテーマから流れるようにリンクしたつもりなので見て……)

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当然と言えばそうなんだけど、明確にプリマジへの橋渡しが行われ、それはライブの一番盛り上がる時間帯にも明確に行われた。これが、プリティーシリーズの系譜、俺は今、その引継ぎの様を見て、立ち会っている……と思うと、もろもろやばかったんだ(既に眼鏡が涙で汚れてはいたが、それは仕方ない)

更に更に、放送を終了して3年半が経過した。という状況でプリパラ(2014-2017)の後継というか最新作「アイドルランドプリパラ」の制作が発表され、先日再先行上映会がオンラインで行われた。それも、ものすごいチャレンジングな内容だった。

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*7

プリパラは、「女の子(一部例外あり)ならだれでも入れる、その中では自分の望む姿になり、おしゃれを楽しんだり、ライブを楽しんだりできる」夢の場所であり、プリパラがあるから夢を見れる、キラキラなアイドルに憧れ、その夢を大切に出来る。

が、アイドルランドプリパラの主人公「香田澄あまり」は高校生で、既に夢を失い、中学生の頃は闇落ち(所謂厨2)してたようで、ふとしたきっかけから「プリパラ」に改めて出会い、そして、ライブをする。

が、そのステージがまた重い。

他者の評価を気にする高校生の香田澄あまりは、キラキラのアイドルになりたい!と宣言してステージを始めるが、歌(カオティックハリケーン)が重い。

ライブイベントでは飯田里穂さんが香田澄あまりとしてステージに立っているんだけど、笑顔はなく、表情は決意にも似た凛々しい、尖った顔をされていて、ただごとでないのを表現されていた。

改めて歌詞を聞き取るに「なりたい自分となれない自分」「白と黒の間でもがく」「走り出した未来が止まらないために」「かませハリケーン」という。

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恐らく、なんだけど「キラキラのアイドルに憧れていた頃の香田澄あまりの夢」は、既に成長と共に「今の香田澄あまりの夢」とは違っていて、その喪失がまずある。でも「大勢の前で自分のなりたいものを表現したい」事は変わってなくて、その白と黒、なりたい自分(なりたかった自分)、なれなかった今の自分、今なりたいと思っている自分が、すべて違う。その「間で藻掻く」のが、高校生まで成長した、これから人生の選択というフェーズが始まってくる、夢を夢のまま、実現するしないもあるけど、「選択」という「切断」を行っていかなければいけない。でも、夢は、あったし、ある!!!

という喪失と混乱、戸惑いの中で「足掻く」事を歌っているのだ。*8

 

ホントにワッチャプリマジと、アイドルランドプリパラの強さでもんのすごく打たれてしまい、疲労困憊*9!となっているところにドレッシングパフェ(プリパラのゴッドアイドル*10)のGetOverDress-code。圧倒的というより他ないパフォーマンスで、そこにはアニメのドレッシングパフェも、実在のドレッシングパフェも、合わさって、在った。なりたい自分にミラーインかよ……(それはアイカツプラネット)

ドレッシングパフェの楽曲もそれはもう素晴らしいメッセージで、

女の子らしくあれというコードは不要!拒否!(No D×D Code)

自分がやってみたら世界が変わった!(Change My World)

今目標を同じく出来る仲間と一緒に居られるのって…今なんだぜ一緒に行こう(ランforジャンピン)

ときて、

拒否していたDresscodeを「乗り越え」、「神」がライバルなら超えちゃえばいい、前に進む、強くなるってセンスオブワンダーである、これからも進んでいく、それがドレッシングパフェであるぞと、歌う訳ですよ。

歌詞の物語性というか、ユニットの歩みに完全にリンクしているという点では本当に素晴らしい曲で、この曲にはすべての歌詞が組み込まれているんだけども、そういうの抜きにしてもステージ上のパフォーマンスが凄まじく、なんかいろいろあって俺は眼鏡を濡らした(本日n回目)のであった。

 

なんの話やったっけ?ああ、プリティーシリーズのウインターライブがすごかった。という話やな。

 

まぁともかく(疲れた)

そんなこんなで、ワッチャプリマジの解釈、アイドルランドプリパラの解釈も一気にすすみ、そして何より、生ライブで「リンリンがぁらふぁらんど」が視れた事で本気で家の中で叫んでしまった、そういう週末でした。

 

マジで凄かった(オータムライブも上田麗奈さんが参加したおかげで信じられないユニットがステージ上で見れて、物凄かったんだけど、ウィンターライブも「そのメンバーならこれやらなきゃ嘘だろ!」のリンリンがぁらふぁらんどと、まさかのセレパラ歌劇団「ホワット・ア・ワンダプリ・ワールド!!」がいきなりブッパされて心臓止まるかと思ったし斎賀みつきさんがアニメそのままにそれぞれの天才を支える歌を歌っており、ええ、あの、こんなはした金で見ていいんですか?って気持ちになったですね)

 

うん、終わらんなこれ、ともかくそんな感じで、話始めればいくらでも続く上誰にも理解されないという文章がシュルレアリスムかのように自動筆記されてしまうぐらいにはプリティーシリーズの「大切にされてる感じ」とか「演者・制作陣がこのシリーズを好きな感じ」もね、ホントにイベントの都度痛感して、心がいい疲れ方するんですよね。

 

あなたの先週末はどうでしたか?

僕はこんな感じでした。

###################ここからまたサッカーの話です。

あ、日曜は少しだけ他のサッカーの結果(J2、J3)も気にしてたんですけども、

故郷の富山(J2昇格ならずは無念でしたが来年頑張ろう!)にほど近い金沢がJ2に残留出来て本当に良かったです。来年は松本が落ちてきたりJ3も地獄だとは思うのですが、なんとか富山がJ2に復帰して、J2で北陸本線改め三セクダービーやってくれることを祈念しております。

 

お疲れさまでした。

*1:だって、清水がどうなるかがキモだったのに、普通に勝つんだもん……

*2:アイドルタイムプリパラに現れた富山:ポヤマとかなのか? 出身の地獄ミミ子(cv.上田麗奈富山県出身)の好物、赤巻(つまりはかまぼこ)

*3:やりたい事、その望みを否定しない、自分には出来ると思おう。

*4:あなたは輝いているから否定しなくていいし、なりたい自分になろうとしていい。自分からやりたいを否定しなくていい:アイドルタイムプリパラはもうちょっとストーリー的に重くて、夢をなくした人は夢を取り戻せるか、本当の夢に気づいたとき、何が出来るかとか、ある。

*5:「魔法使いであるマナマナ族」と「人間であるチュッピ族」の二者が協力したら本当に「マジ(魔法)」が広がり素晴らしいエンターテインメントが齎される、という設定なのだけど、マジは魔法のほかに、本気!の意味を強く含む。

*6:と、俺は解釈している。

*7:最先行上映から3か月、#01と#00がユーチューブで配信されてるからぜひ見てくれ……

youtu.be

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*8:と、俺は思ったのだ。そしてゲロ泣きした。

*9:四字熟語

*10:神アイドルと同等だがねじれの位置にある称号。パパラ宿プリパラにあり、宿願である神アイドルとは違うものなので、ドレッシングパフェは「負けたらプリパラ完全引退」を賭したうえでこの称号を獲得し、直後返上している。