(2017/09/18追記)
(追記終わり)
広島東洋カープ、優勝おめでとうございます。一球毎の地鳴りのような歓声、凄かったですね。門外漢ながら痺れました。
※先んじて申しておきますが、僕は広島ファンでもなんでもありません。その辺期待されるとしんどいと思います。
◆当エントリは
はだしのゲンでお馴染みの中沢啓治さんの作品「広島カープ誕生物語」がべらぼうに最高なので読んで下さい。というエントリです。
上記、確かに高い。どぐされ球団11巻121円(※2016年10月25日現在価格は通常に戻った模様)の実に13倍である。(※2019/3/18追記:4巻分割で発売されるようになったのでリンク張替えました。1巻から読むべきやで…)でもページ単価4円、200ページ単行本で800円と考えれば、これは安い。寧ろ320円ポイントついておトクぐらいの雰囲気。よし!話は決まった。Kindle版買って読もうぜ!
ハイ話終わり!解散!
で、納得されるわけもないので「広島カープ誕生物語」について紹介するからとっとと読んで下さい。
魅力については一つ一つ紹介していこう。
◆猫がかわいい
わかったか?読め!
◆電車賃を出してもらう実力が凄い
試合の為広島から呉に行きたい少年は落語勝負を仕掛ける……気になったら続きを読もう!
◆広島カープ誕生が詳らかに描かれている。
これはネタとかでなくわかりよい。
◆英語の勉強になる。
単複同型なのね。知らんかった!(※しかしチーム名とかの時はカープスでも良いみたいですね)
◆「カープは弱い!何故だ!」
「金がないからさ……」この辺、とてもつらい。
◆球団応援歌、爆誕
イカす。
◆ロマンスもあんねやで?
サッカーだと反則だね(ニッコリ)
◆正論で偉そうな事を言うアホは吊るせ!
髪撫でつけのいけ好かない野郎はシゴウしたれ!これはホント、そう。んなこたわかってんだよ!って事を目の前で偉そうに言うと、普通、うん、……なるよね!
◆猫が驚くほどモフりたくない
これ猫なんだよ。猫なの。猫である事に異議はないし、寧ろ猫以外には見えんのやけど、この猫にモフりたくはならん!すごい!(すごい)
◆広島駅、ファンと来たら、こうなる。
広島駅、ファン、ウッ頭が……!
◆ファンは歳をとり、チームと共に生き続ける。
ここに尽きる。それでもいい。弱いのが嫌なら優勝しそうなチームに鞍替えてもいいだろう。それも一つの生き方だ。でもそいつの喜びよりも、信じて付き添って傷ついて泣きたくなって実際泣いて、そしていつかもしかしたら……と思う中で得る喜びは、移り気な奴らの幸せの総量にこそ敵わなかったとしても、一発の純度、体験の濃密さ、自分の中での価値、これらは絶対にブチ抜ける。極上の一発である。そしてそれこそが、孫の代まで語り継ぐ体験であり、感情なんだろう。と、このコマは教えてくれる。物凄く雄弁だ。
この後もTwitterでは幾つかコマを貼った。でもこのエントリではそれはしないでおきたい。読んで欲しい。信じていればいつか福音がある、報われるなどと甘言は言えない。報われたとして、遅過ぎるかもしれない。状況は皆それぞれに違う。ただ、このような作品から得られる共感は、きっとあるだろう。だから色んな人に、改めて読んでみて欲しいと思う。そんな中沢啓治「広島カープ誕生物語」でありました。
広島東洋カープ、この度はセントラルリーグリーグ戦優勝おめでとうございました。
ショアッ!!!!!
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