alovelog

続けられるよう頑張ります。(雑な)料理、サッカー見に行った時のこと、ランニングなどが大体の話題だと思います。

観客を増やしたい。どうしたもんか。

札幌ドームでの最終戦は2万人弱の観客を集めた。今年の水準で言うと結構来た方だ。


◆「スタジアムの空席が190万都市札幌の評価」

コンサドーレ札幌が市民に認められてない現状を嘆いている。のだと思う。
J1昇格という悲願を達成した時は4万人が札幌ドームに集まり熱狂した。
これは来期J1、相当客入るで!札幌時代のはじまりや!
と淡い期待をしてみたが、蓋を開ければ動員は思ったより伸びない。
トップリーグに在籍していながらこの動員というのは、実際のところ些か寂しい。


◆「この4年間って何だったの?」

09年〜12年の4年間、何か札幌に残ったのか?
相変わらずチームは弱い。
育てた選手は出て行った。
相変わらず経営は貧弱。
昇格したのに観客もそれほど伸びてない。
J1に挑むにあたり、J1に上がったシーズンのキーマンを失い、J1では何も出来ず終わる。
ユースから大量昇格というと聞こえはいいが、要は人を繋ぎ止めておく金が無い。
選手は居なくなる。総括も無い。方針も曖昧。金は無いし、減資もした。客も増えてない。
何が残ったのか?この4年間は何だったのか?という問いは、もっともだ。
(そもそも苦境の中からスタートしてるという点は評価において鑑みられるべきだと思う)
(個人的に矢面に立ってる人にシンパシーを感じるので、責めるだけ…というのは出来なかった)


賽の河原で石を積み上げる

石崎監督での4年間は波瀾万丈だ。
J2中位、J2下位、J1昇格、J1ぶっちぎり最下位。
ともあれ、J1昇格は成し遂げた。
2001年ぶりとなるであろう札幌ドーム満員札止めもやってのけている。
しかも、無理な補強ゼロで、だ。

無理な補強ゼロというと、札幌は貧乏なんだから当たり前であると指摘されるだろう。
借金&ギャンブルの戦力構成は札幌ではもうやってはいけない。これは前提だ。

リーグの成績と言うのは少なからずマネーゲームの側面がある。
優秀な選手はお金がかかる。仮に安く買えても、翌年には相応のお金をあげないといけない。
「継続して成績をあげたければ、強化が継続して欲しかったら、予算を拡大しろ。使えるようになった選手をプロテクトしろ」というのはこの4年間で十分すぎるほど学んだ事だ。
ダニルソン西大伍藤田征也石川直樹*、西嶋弘之佐藤優也山下達也。(*レンタル)
明らかにレギュラーレベルの選手がどんどんチームを去って行った。
「使って育てて、使えるようになったら売られる」
石崎監督は何度もこうした事をこぼしている。それは至極当然の感情だ。
「まさか昇格しても売られるとは思ってなかった」というのは究極だろう。

我慢して使って、戦える気配が漂ってきたら主力を売られる。
それは「昇格」というJ2クラブ最大の目標を達成しても、だ。

金が無い、増える見込みがないクラブを率いるというのは、賽の河原で石を積むような事。
もう嫌だ。辛い。と言われたら、黙って見ているしかない。
(そして傍らでは、貧乏という鬼によって、積んだ石がまた蹴られていく)



◆観客を増やしたいのだけどどうしたらいいか?

で、鬼に出て行ってもらうには、せめて石を蹴られる頻度を下げるにはどうしたらいいか。
お金を増やすしかない。
お金を増やすにはどうしたらいいか。

A:スポンサー料、広告収入を増やす。
B:何か色々売って利益を上げる。
C:観客を増やして興行収入を上げる。

よくAを獲得すべくHFC死ぬ気でやれやって意見を聞くけど、正直限界はある。
今は広告に関しては凄くシビアな時代だ。それに、サポーター目線では他者依存だ。
広告出稿のハードルを下げる意味で、単価を下げた看板を増やすとかは出来るかもだけど。

Bはなんというか、Jリーグエンタープライズだっけ?あれがある以上キツい気がする。
ちゃんと調べてないからアレだけど、札幌にとってはマイナス作用している。
頑張って売っても、そんなに入ってこないんじゃなかったっけ?すまん。よう知らん。
(昔みたいに軍手とか売って欲しいけど、これは俺の個人的な希望だから強くは言えないw)
(太鼓叩くのに丁度いい>コンサドーレ軍手)

ではどうすると。どうするというか、サポーターに何が出来るだろうと。
Cでしょうと。
極論すれば、AもBも、礎になるのはC。観客動員数、札幌を見てる人の数による。
「札幌を、たくさんの人が応援してて、スタジアムはいつも満員です」
という状況であれば、そこで漸く
「じゃあスポンサーになりましょう」とか「もっとお金出すよ」って事が言われる。
「1万人×20試合」と「2万人×20試合」だったらどっちに金出すか。
そりゃ後者だろう。

確かに入場料収入はクラブの総収入の中ではそこまでの割合を持ってない。
でも、2倍になれば割合はそこそこ増える。
仮に有料じゃなかったとして、スポンサーに動かす、納得させる材料になる。
あと、何といってもスタジアムがいい雰囲気になる。

一人一殺じゃなくて、一人一誘。

仮にこれを実行できていたら、ホーム最終戦横浜Fマリノス戦は満員だった訳だ。


◆じゃあどうやって人を誘おうか

という分析というか、考えをしたくてこのエントリを書き始めたのだけど、
やたらと長くなる文章構成能力のない俺であるので、
この辺は次のエントリで書こうと思う。

以上

written by iHatenaSync