alovelog

続けられるよう頑張ります。(雑な)料理、サッカー見に行った時のこと、ランニングなどが大体の話題だと思います。

T2:Trainspottingに心抉られて今日一日吐きそうだった話

遅ればせながらトレインスポッティング2(T2:Trainspotting)をNetflixで見た。

 

公開している間(2017年春)に映画館に見に行けば良かったんだけど、1996年公開のトレインスポッティングに物凄く心を掴まれていた当時大学2年生*1の僕などは、まさかあんな刹那的なカッコよさの映画に続編が!?っていう嬉しさや驚きは感じながらも、『なんか怖くて』見に行けてはいなかった。

では公開を逃したのだから、円盤買いますかって言われたら、感じていた怖さの質(あんなにカッコよかった1の20年後を描いたとして、なんか自分の中の理想みたいなんとズレたらやだなぁとか、期待ハズレだったら俺の中のオールタイム・ベスト映画である1の価値も毀損してしまわないか?それは怖い…1最高…1好き…ていうか『T2』てなんやねん…いっそトレインスポッティングとは別のタイトルつけて評価の逃げ場残してくれや…みたいな怖さ。伝わるやろうか?わかってくれると嬉しいし、わからなくてもよい*2)の関係で購入する訳にもいかなかった。ていうか、しばらくしたら映画があった事すら忘れてた。

あの頃*3と違って、自分はもうCD屋さん(タワーレコードとかHMVとか)になんとなく出かけて「へー、こういうのが出てるんだ」とか「あの映画のサントラかー」とかもチェックしなくなって久しく*4SNSや仕事の合間のネット(ほとんどそれで一日潰してるとかそういう悪口はやめて頂きたい)ニュースなんかで知った情報を改めて現場(売り場とかですね)で再確認して頭に刻むみたいな事はもうあんまりというか皆無に近いレベルでやらなくなっていた。

「自分の生活」という川の水面を、興味から外れた多くの情報が落ち葉のようにサラサラと流れていく。それを俺は川底で苔を食んだり家族と暮らしたりといった安堵の中から見上げている。興味を持たなかった落ち葉を、特に追いかけはしない。追いかけようと一瞬身体が動くこともあるけど、でもまぁ、観なくていいでしょ。うん。みたいな、そんな気持ちでしかなかった。T2:trainspottingというのは、俺にとってその程度の認識の、きっと観ないまま済ますんだろうなという映画だった。

そしたらまぁ、契約しているNetflixに存在しておったと言うことで、なんとなーく、月曜を迎える前に軽い気持ちで、バカ勝ちした最高の試合*5の週末の休みの終わりを、嫁様と酒でも飲みながら、そうした適当な態度で期待値下げて観てみようかなと、そういう感じで視聴開始と相成った次第である。

 

2時間後、ソファから迂闊に動けない自分がいた。

 

いい映画だった。トレインスポッティングの20年後だった。あの舞台の街も20年経ってたし、社会もインフラも若者も20年経っていた。レントン、シック・ボーイ、スパッド、ベグビーも20年経っていた*6。当然役者さんだって20年経っている。そう。20年も経っているのだ。

なのに、全部が全部に20年という時間が経過しているのに、T2:Trainspottingはちゃんと*7トレインスポッティングで、そうそうこれ!こうだったよなぁ!そうだ!こういう感じ。すげー!かっけー!きたなーい!でもまぁ、そうだよな20年経ってるからなぁ、無茶するなぁ。始末悪いわぁwとか、同窓会めいた感動を覚えていたのですよ。いたのです。わかるわー!変わったけど、変わらないなぁ。これだよこれみたいな。

劇中の話が進む中で、俺の気持ちの中に何かこう、モヤモヤしたものが残る。たのしー!おもしろーい!かっこいいー!ださーい!でもサイコー!で消化し切れない、胃が動いてない時に無理に何か食べたみたいな感覚が残ってて、そうそう!こう言うよね!1がああだもんな!だよなぁ!そうだったよ!やっぱそれだよ!って思う度に気持ちの奥底に澱のようなもんが溜まっていく。劇中は面白い映画なんで感情がグルグルとかき回されてるから気にならないんだけど、途中レントン…マーク*8が旧知の人と話しをする*9、その辺の描写からグッとみぞおちに冷たい棒を押し当てられたような感じがした。

これは、「劇中の世界が20年経った事を描く事」で20年前に熱狂した旧作ファンの俺を喜ばせながら、その裏で「俺の時間」も20年経ってしまってる事、当然だがあの頃あの年齢あの立場にはもう戻れないし当然未来も人生も選べない事、確実にお前(俺)の世界は1996年から20年以上時間が経った分、先細ってる事、を、つき、つけて、来てるぞ・・・と、気がついて、物語の終わりのあと、イヤな涙が目の奥に滲んできた。

 

クソでかい大型テレビはこないだ買ったし、久々にマラソンやろうかなと低カロリーな食事も選ぼうとしてる。保険に入り、日曜大工はしないけど、ドライブ、趣味、友達、仕事、小奇麗な服、よく寝れる布団、遮光カーテン、電子レンジ、冷蔵庫、サーキュレーター、モバイルバッテリー、バタフライテーブル、抹茶味のプロテイン、洗口剤、温水便座、ソファに洗濯機、いろんなものを選んで、安定した暮らしを実現して、生活に不満はないはずなのに、それでもああ出来たんじゃないか。俺はもうこうしているしかないのかとか、後悔はしなくていいはずなのに、そんな「黒い」というよりは、手の届かない深さに落とした可能性のいくつかを、ほんとに今となっては何回でも言うけど気にしなくてもいい筈のそれを、後頭部の奥の、記憶を辿るのも今に失礼と思っている、忘れるというか気にしなくなってもう10年は経ってるだろっていう別に語るまでもない些細でしかないそんな記憶を、どんよりと己の中に再存在させるような、

 

イヤな後味の

 

20年という時間の経過を、1996年公開当時に巻き込んだすべての人間に対して、これでもかと突きつける、

 

最高のトレインスポッティングの続編、T2:Trainspottingでした。

 

俺みたいな感覚でこれを観てない、当時トレインスポッティングに熱狂して何回も映画館行って観たし*10DVDでも観たわ~!今ももしかしたら観るわ~!みたいなスパッド好きの紳士諸君*11は是非観て、俺みたいな感想を得るか「彼らは20年経っても彼らだなぁハッハッハ」とか大上段から笑い飛ばせる立場からの感想を得るかしてみてくれ。*12

 

(二度と観たくないぐらい今日は一日しんどかったけど、めちゃくちゃ面白かったしカッコよかったしいろいろ完璧だったんで、円盤は買います:ニッコリ*13

 

じゃあ、明日も生きていこうな!チャオ!

 

*1:では翌年1997年に3年生になれたかというとそれは別の話だし、そういうのはこの項で書こうとしている本筋に関係ないのでよくないと思います(半ギレ)

*2:唐突のゲームブック口調

*3:1996年~2000年ぐらい

*4:もう10年ぐらいはしていない

*5:2019J1リーグ第3節札幌5-2清水

*6:ダイアンも!!!

*7:ちゃんと???ごめん。でもそんなふうにしか言えない。

*8:レントン、シック・ボーイ、スパッド、ベグビーという名前は使われてなくて、レントンはマークだし、シック・ボーイはサイモンだし、スパッドはスパッドで、ベグビーはフランクだ。もうニックネームで呼ばないってのも、ね…

*9:シック・ボーイがパクられたので弁護士であるダイアンに相談する

*10:シアターキノとか蠍座とか、観れる限りで何回でも映画館行った思い出。毎度最後のロゴが出てくるところで鳥肌が凄い!

*11:スパッド好きは全員良いやつ。はっきりわかんだね。mixiのスパッドコミュニティのキャッチフレーズは「ウンコは漏らせ」だったんだけど、今から考えても最高ですね

*12:いけすかない俺が成り得なかった後者のような腐れ野郎(勝ち組)は、俺にカッター銭を恵んでくれると俺が喜びます。

*13:口元の吐瀉物をぬぐいながら

祭りだワッショイ!落下と5点は開幕の華

思えば遠くに来たけれど、来ようとしなきゃここには来れてないし、来るための不断の努力を怠らないチーム、クラブ、ファン、関係者、全ての皆様にすげーよ!みんなすげー!と感涙に咽ぶ賛辞をアレする次第です。

 

「前半は守備戦術がちぐはぐらしかった浦和」をキッチリハメ殺したり、「指揮官が急にやり方変えてフワフワした清水」をハメ殺すと言うよりは磨り潰したり、これ、昔っから札幌かJ1行く度にやられてた、「試合するのが正直怖い相手」の振る舞いなんでねーの?って思った訳ですよ。すげぇよ……すげぇよ……

 

ここからは(ここまでもそうだけど)僕の心の中の話で、特に対戦相手に(個人的には)思うところは無いんだけど、それでもバカ勝ちしたら何か無性に「バーカ!ざまあみろ!」みたいな事を決して対戦相手にでなく、試合会場の空に吐きたくなるんですね。それは何に対してなのかなと考えてみると、抑圧されていた過去の自分なんではないかと。

正式な用語はわからないのだけど、心理療法的な話で『過去、自分が本当は本意でなく、嫌だと思っていた事、隠してるけど本当は許せなかった事』を形式上に再現した上で観測して、ホントはどうしたかったかをやってみたりして、自分の心(どうしても辛くなる自分)を今の自分が許す。みたいな話がある訳です。(サイコドラマとかそういう単語でヤフれ!)

J1で対等以上に戦い、相手をすり潰す札幌というのは、自分にとってはまさに『貧乏でいつ潰れるかわからない脆弱な札幌を応援してる身分としては、決して声高に望んではいけなかった札幌』であって、俺は本当は、スゲー正直に言うと、『J1の舞台で相手をコテンパンに叩きのめして、死んだ魚の眼をした相手共を見下ろながら(ともすれば軽い背徳感すら感じながら)ゾクゾクして、勝利の凱歌を歌い、ゲスで申し訳ないところはあるけどアヘ顔写真撮って、な~んも後腐れなくサッポロビール飲みたかった』んだなーと。

 

いや、それならもうやってんじゃん!お前アヘ顔じゃん!

 

という向きもあるとは思うけど、なんか違うんだよ。やりたかったのは『圧勝するぐらい強い札幌が齎す勝利に完全に甘えて(すごい幸福感の湯船に)どっぷり浸かる事』なんだよ。で、それを出来たと。心の中でまだフワフワするところはあるけど!

 

出来なかった、やりたかった事を、やってやったぞ!(やたら配慮して、心をある意味殺して、負けすらも受け容れ、自分を、クラブを、チームを、削っていた過去の自分、過去の自分にそうさせていた自分を抑圧していた環境よ)ざまーみろ!!!!

 

な訳です。あー書けた。書いた。スッキリした。

この先また札幌は苦しいところも出てくるし、長い歴史を歩めば連敗だ降格だ大敗だとかあるかも知れん。でも、先の事って考えても仕方ないし、不安というのは時間的に未来に起こる事に抱くもので、不安のタネは究極は自分の中にしか存在しない(要因が外部にあっても、未来にどうなるかを考えるのは自分だ)。今物凄いハッピーで最高な環境にあって、それに浴する事を避け、先々の不幸を想定して禁欲的にするってのは自分の話とすると鬱になる考え方なので俺はしない。強い時は強い札幌を楽しむ。

 

いざ状況が悪くなったら、そんときゃその時で応援するだけですよ。

 

ああ、俺は長年の心理的抑圧から解放されてスッキリした。このリーグ2戦*1で救われた。ありがとうコンサドーレ、お前(馴れ馴れしく)やっぱ……最高だわ!!!!

 

写真どもだ!
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この一枚で正直あとはもういいです感ある。5点以上入るとワンハンドダブルピース*2は出来ないんだね。仕方ないね。


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ともあれ札幌ドーム。冷え込みは抜けて、春って感じだ。今年は雪少なかったですね。別の季節に多雨になるのかな?


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ラグビーワールドカップ向けバリアフリー対策なのか、エスカレーターが出来ていた。2列に詰めて、歩くことのないようお願いします。片方空ける意味ないし。(まぁ自分にとってはあんまり使い所がない施設ではあるが、それは仕方がないし、あくまでお助け的な設備だろう)


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ミシャ第2章。ビンビンにフラグ感というか、自分が惨めな気持ちにならない為の心理的防御をしたくなったけど、それは杞憂であった。


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札幌メイツの皆様と飲酒。今年も宜しくお願いします。(なおオフシーズンにもたらふく飲んでる模様)


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終わってみればこれですわ。5点取ると1点目の表示が押し出されるのは学びですね(鈴木武蔵の先制ゴール、パス12ホントは繋いで3バック真ん中の宮澤からスルーパスですからね。芸術ですわ)


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これがアンデルソンロペスが落下した現場です。色味が明るいので痛くなさそうに見えますね。


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色味を変えました。肉眼に近い。冷たくて痛そう(多分冷たいし痛い)


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マーベラス


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ゲートの幕、いいですね(ほんわり)


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片付けも終わり、俺達はドームを後にする。このあとみんなで宴会するからさ。


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やってきましたすすきの!すすきのへ行こう歌う時にダダーっと若い子がキングオブブレンダーズ(すすきのニッカの看板のおっちゃんね)の旗持ってきたの最高じゃなかったですか?僕は最高だと思いました。


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とにかく乾杯だ!酒!ラム肉!バカ話!


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ラムしゃぶの「ポッケ」さん、最高でした。塩ダレしゃぶしゃぶホントに極まってる。ポッケさんはジンギスカン(同じビルの別フロア)もすげーうまいよ!


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そしてすすきのの夜は更ける。お疲れ様でした。

 

じゃあ俺、試合の録画とDAZN見るから……

 

チャオ

*1:ルヴァンは未視聴

*2:概念

東京は遠きに在りて思うもの

土日と東京〜埼玉に行ってきたんやけど、まぁデカい建物や設備はゴリゴリ作られ続けとるし、なんか知らんけど電車(山手線)は本当に静かに入線してくるし、とにかく新しくなり続けるというか、新陳代謝が絶えない都市なんやなぁと改めて感心した。すごい。

 

そんな東京の中にあって王子とかあの辺ってやっぱりくすんだ色合いというか、ごちゃーっとしてて、それはそれで安心するものがあった。自分が足繁く利用していた街が昔の面影残してるのは(新陳代謝足らんのちゃうとは思うので勝手な話ではあるんだけど)こう、うん、よいものです。

 

そういえば浦和美園は行く度に建物が増える!

 

2004年の第2節、雪の埼玉スタジアム大宮戦に行った時はでかいマンションが3棟建っとっただけや思うんやけど、08年、12年、17年、18年、19年と見てると、イオンやら、居酒屋やら、住宅やら、道路やら、何なら学校まで出来てて、ああこの地域で浦和以外のファンだとばれたら火事と葬式しか、いやそれすらも、協力してもらえないのだろうなとか、そういう事を想像して歩くのが好きです(唐突)

 

君はどのクラブのスタジアム周辺風景が好きかな?

 

チャオ!(投げっぱなしエンド)

勝ったんだが?

うぅわー!浦和に、浦和の本拠地で、勝った!

偶然じゃない。再現性バリバリの、寧ろ0-2よりもっといった感じで

 

浦和に!

 

勝った!

 

うおおおおおおおお!!!

これを!ずっと!待ってて!今来た!

喜ばない訳あるか!それに、すごいね!

満願成就したら、涙出るのね!でもね!これが満願じゃない!

世界に出れるチームになり、出よう。それ。

その試金石みたいに思ってたのかな?

そしたら圧勝だった。

向こうが悪かったのはあるかも知れない。

次はこうじゃないかもしれない。

でもそれが何だよ!

今、勝ったんだ!

それを祝うし!嬉しいし!あーもう!溢れる!

 

バッカ野郎俺はお前、浦和に浦和の本拠地で勝ったぞお前!

 

うーれしいね!

くあーーーーーー!!!たまんねーーーな!


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もっとみんな埼玉スタジアム2○○2の正式表記に準じて欲しい。

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うーん、よい。

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やっていこう!

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結構埋まった!流石ホーム開幕戦!f:id:alovesun:20190303002042j:image

札幌が強くてとても普通に(いやマジで)勝ったわ!鈴木武蔵チャナティップもみんな最高や!

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色んな情念と行動があり、それが僕は本当に素晴らしいと思うしかっけぇと思う。ワンメイクやで!

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帰るぞ!

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浦和美園は混雑

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臨時ゲートは初めてかもf:id:alovesun:20190303002506j:image

赤羽まで戻って正しい聖にて善なるサッポロビールで乾杯!

 

勝ったもんが強いんじゃ!

くっそー!ホントにすごいぞ!

うわーん!

感情が!追いつかない!

 

お疲れ様!お酒おいしい!!!!!

 

 

埼玉へ

仕事を適当に、破綻しない程度に、こなし、会社至近の札幌東急百貨店で赤と黒の男河合竜二さんのトークショーを拝見して週末を迎える。

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帰宅後、今シーズンは一回しか行かなかったスキー用具を車から運び出し、今シーズン初となるアウェイ観戦旅行(遠征ってよく使うけど、強い言葉でよいですね)に向けて太鼓を詰め込む。

信号の青発進時にやたらとローギアを引っ張る謎ムーヴを見せるようになった我が家の愛車も走行距離6桁を迎えていよいよ円熟の境地に至りつつある。今年も諸々よろしくお願いします。道の駅巡り、今年はどうしようかなぁ。

ともあれ金曜夜の慌ただしい準備は終わり、日付が変わる前に寝た。

 

そして迎えた土曜日。夜は明けてない。真っ暗な中朝飯の嫁様謹製BLTサンドをコーヒーで頂き、車に飛び乗り、新千歳空港に向かう。盛り上がってきた。

道中ちらつく雪は吉兆か。前の車のテールランプが怪しい程度には降った上、謎に前の車がランプを消灯する動きを見せるなど率直に言って危険なドライブ環境だったが白いのは縁起がいいんです。真白き深雪に聳える善にて聖なる北都札幌であり勝利の象徴ナンだよ。ということにしよう。ということになった。よかった。

 

次にどっちに曲がればいいか判断がつかず車線をフラフラする昔のファミコンドライブゲーム(当ったら爆発して残り燃料が厳しくなる系のやつ)の敵みたいな動きをするデンジャラスカーに苛まれつつ新千歳空港にたどり着いて、チェックイン。俺たちの翼、日本の翼、JAL様で今年も札幌は飛ぶのだ。

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空港まで来ると札幌メイツ(俺がそう言ってるだけで、つまりは札幌ファン、所謂サポーター)がそこかしこに。今年もよろしくお願いします。など新年の挨拶をここでするのも照れくさいが定例行事でホッとするところはある。

ともあれ、やたらと過ごしやすくなった手荷物検査場抜けたエリアでビールを啜って、搭乗。

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雪に包まれた景色の中でのんびりと静かで平穏な時間を過ごせた冬も終わり、これからは、先週からだけど、毎週末試合展開や結果、クラブからのリリース、メディアの報道、我軍に限らない周りのチームの動きや結果、インターネット上で騒ぐよそのファンの投稿、色んなもんに心動く季節が始まるのだ。こえーけど楽しみだな!

 

どうなるかなんかわからんし、わからんから面白いのだ。

 

でっかい声出して、はしゃいで、たまに怒ったりガッカリしたり、サッポロビールみんなで飲んで、ゲラゲラ笑って、今年の終わりに「いやー、今年も何やかやでよかったわ!」いうて乾杯出来るよう、楽しんで参りましょう。

 

ショアッ!

 

休みゃいいんだ休みゃ

なんか色々と自分の中でストレスが溜まっており、生活の中に疲れが出て来てたこともあり、特に何をと言うわけでもないのだけど何日か仕事を休んでいた。

 

自分などは「仕事はあくまでも生活の手段」であり、自分が思う『こうしたら良い』というアイデアは仕事の中で表現はするが、アイデアを採用する側の反応が芳しくなければ深追いはしない程度の関わりに留めている。自分ではない他人に何かを決めさすような(俺にとって)不確実な事に過剰なストレスを感じるのはあまり好かんのだ。

 

でまぁ、仕事の他にもTV買い換えるのにめっちゃ悩んだりもしたし、去年の暮れから正月まで何やら蕁麻疹になったり、ずーっとなんかかんか疲れが溜まっておった。ということにしよう!よっしゃ休むぞ!と言うことで休んでいた。

 

初日は寝て過ごし、2日目は家事とサッカーのDAZN観戦、3日目は嫁様とシーズンイン恒例のバモエクササイズとしてのカラオケ、4日目は二郎である。特に、休みの間にこれをやろうとか、そういうのは立てなかったし、考えなかった。


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そら「ムダに休んだ」と思わなくもないし、何もしてないのだからムダと思い返す事もあるだろう。

でもムダでええんでないかな。f:id:alovesun:20190225212416j:image

ムダがやれないのは息が詰まる。

俺はムダをだらりと楽しんだのだ。f:id:alovesun:20190225212531j:image

明日から仕事だ。適当に周りに期待せずやるぞ。

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お仕事の話がありましたらメッセージをください。

俺というチャンスは貴方のすぐそこに、転がっている。

call me now……!

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一年が始まって湘南に負けた。

2019J1リーグが始まって、我が札幌は湘南に0-2で負けた。悔しい。

 

3年目のJ1というのは札幌史上初で、まして去年はJ1で4位、最終戦を落として(落としたみたいなもんだ)なければACLに届いていた訳で、否応なく期待は高まってた事だろうし、期待を高く持つのは正当な反応だ。

チームの選手はACLを目指すと公言してるし、そういうチームだから来てくれた選手もおろう。

札幌はACLを「現実的な、実現可能(困難を伴うものではあろうが)な目標として」目指しているのだ。

 

こういう事を並べ立てると「でも上ばっか見てると足元掬われるから残留目指してコツコツやろうぜ。おだつなよ。怖がれ。僕は詳しいんだ」みたいなJ1ドアマットチーム根性丸出しな(いや、それは明確に札幌の過去の姿なのだが)事を言う人もおるやろう。俺だって昔ながらの訳知り顔でそういう事言って斜に構えてたら楽だと思うわ。でもそれは正当に努力をし、成果を挙げて来てるチームやクラブに対して毒親的(いるじゃないですか。どれだけ努力しても「あんたなんか出来る訳がない」「するだけ無駄」「こっちにしときなさい」みたいな奴)であるし、率直に迷惑なマインドだと俺は思う。なので、俺は言わないようにする。

 

翻って湘南2-0札幌である。

GK保持時の湘南FW3枚プレスへの回答は作れなかったが、概ね相手側の陣地でボールは回せた。クロスに対して複数人がペナルティエリアにも入れていた。

しかしながら真ん中はめちゃクソ固められていたし、真ん中での縦崩しはついぞ実現しなかった。

外のレーンを多分5枚で蓋して、湘南の後ろから2列目を片寄せして札幌のサイド突破に時間かけさせて真ん中も捨てない。みたいな感じの丁寧な湘南の守備に手を焼いたし、ボールが札幌のDFからMFに行ったあたりで引っ掛けてカウンター!っていう対札幌(というか対ミシャ)戦術は後半になるに連れモリモリ実現回数が増えていた。

進藤の赤間違いなしな白石の手(神の手的な)とかヤベー状況が頻発しておったのは湘南の狙い通りだった事でしょう。完敗である。

 

でまぁ、これだと「だから残留目標でやるんだよ!」とオールドスクールコンサドーレファンが鎌首をもたげて来そうだし、そういうのはネットの片隅でコンサドーレハッシュタグとかに垂れ流してくれてりゃそれでよくて、今回の負け方っていつもの開幕でダメー!みたいなのとはちょっと違ったと思うのです。

良くも悪くもかも知れんけど、札幌はやろうとしてる事はやってた。最後のとこを湘南に丁寧に潰されてたけど。

これまで(歴史上にある各年度の札幌)の開幕って、やろうとした事がよく分かんなかったり、或いは純粋に戦力が足りな過ぎたり、とにかく不安感(とそれに伴う謎の高揚感)が強かったんだけども、今年は「まぁキレイにはめられたな。去年の秋はハメられつつも無理矢理追いついたりはしたが、最後の矢がなかったな」みたいな、やろうとしてること、出来てること、ハメられたこと、それ故の残念ポイント、など、そこそこ冷静に「今年は(も)こうなんだな」という目で見ていられたのだ。こんな事は札幌史上初だと思う。いや、俺が見てる範囲でなんだけど。

 

何言いたいか言うたら、去年のベースに(確かに飛び道具、ヤクザにとってのダンプカー、the暴力とか、他所から借りてきた鉄砲玉はおらんようになったけども)タイプの違う補強はしたし、主力に怪我が出てそこは心底不安ではあるけども、選手はやる事はわかっとるのも見えた。だから安定して、アクロバットスクランブルでギャンブルなやり方でなく、今の札幌のやり方をその時のメンツの最大限でやろうとしてくれるだろうし、やるんでねぇかなと、そんな世の中の終わりだみたいな不安に陥る事はねーんでねぇかなと、札幌は積み上げとるぞと。そういう事を言いたいんでした。

 

新曲よいですね!

今年も楽しむぞ!

ショアッ!