プリパラも面白いという話
キンプリからプリティーリズムレインボーライブに入って、プリティーリズムオーロラドリーム、プリティーリズムディアマイフューチャーと156話に映画2つ、KING OF PRISM -Shiny SEVEN Stars-12話見て、更にKING OF PRISM ALLSTARSプリズムショー☆ベストテンを劇場で6回見た俺は
遂にプリパラを見始めた。(Amazonプライムビデオに配信が始まったのだ)
プリティーリズムシリーズ3部作を全部見た - alovelogプリパラとプリ☆チャンもすぐ見終わりそう
2020/01/21 22:25
……認めよう。お前(敬称略)がナンバーワンだ。(いや、見るの止まりませんよね?プリパラこれ!)
クソほど、面白い。
別世界とわかってはいるけど、作中伝説のユニットはどうみても春音あいら、上葉みあ、彩瀬なるな訳で、その影形だけでんほぉぉお!ってなる。
主人公たるらぁらの境遇は俺には辛い。
そこに行けば晴れ晴れとするプリパラ世界に、学校側は行ってはいけないと抑圧する。プリパラへの招待チケットは普く皆に不意に訪れ、バレたら没収される。よしんばプリパラ世界にいけたとして、周りは「解放され活躍する自分」の事を妬む。解放されてるプリパラ世界から帰ったとき、その抑圧や妬みは容赦なく自身を侵食する。
これ、アラフォーぐらいの地方出身実家が太くなくて特に色々やれなかった子(大友:大きい友達)なんかはしんどくないか?俺はしんどい。
でもプリパラライブは最高かわいい。これは掛け値なし。マジ可愛いし俺はキュンキュンした。サイリウムチェンジ!?お前、十王院かよ……(※こっちが元祖)
そふぃもみれぃもかわいい。みんなかわいい。
らぁらは抑圧の中、嫉妬やなんだ、つらい。特に「話すとき声でかいけど歌うのは声でかいのを気に病んでて小声」とか、マジできつい。でも、健気に頑張っとる。
みれぃとらぁらは頑張ってアイドルとしてのランク、ステージを上げる。そしたらそふぃもみれぃとらぁらに合流だ。これからも面白い。わかってるけど、らぁらの置かれてる状況は、俺には色々と辛い。
田舎、地元の引力圏を、脱したい。
それってすごく大変だ。
思えばプリティーリズムシリーズ3作は、みんな「何かに選ばれて」「プリズムスタァになって」そのまま頑張ってた。プリズムスタァの段階で、技術も考え方も交友関係も、もう地域や巷の人とは別の世界の住人だ。
でもプリパラは、プリパラ空間には誰でも呼ばれる(ただし小学校に持ち込まれたプリチケは校長先生により任意に奪われる)。だれでも呼ばれるけど、そかで他のオーディエンスから評価されるかはバトルで結果を出すしかない。そして、プリパラ空間を出たら、学校や社会に「*1らしさ」を押し付けられる。抑圧されてる子供達はきっとプリパラ空間でなりたい自分になる事を支えに、押し付けに耐える。
そう、何者かになりたいけど、なればなったで囃される、爪弾き、叱られる、そうした主に田舎の家や集落にありがちな抑圧構造が、意図してるかはともかく、表現されてんだ。つらい。
らぁらやみれぃはメイキングドラマといいながら実質プリズムジャンプを飛ぶ。めっちゃかわいい。いや飛ぶんかいとは思ったけど。
で、俺もプリズムジャンプが飛びたかった。
いっぱいイイねがほしかった。
でも俺は知らない街に行けなかった。
探検をする度胸もなかった。
親にも、先生にも、怒られたくなかった。
廻りを、兄を、家族の目を、気にしていた。
困らせないのが偉いと思い込んだ。
俺は俺の嗜好に蓋をした。
自分を、傷ついてでも解放しなかった。
傷つくのが怖かったのは、俺だ。
そして俺は、俺を、誤魔化して、蓋をしたまま、大人になった。
今こうして、プリティーリズム、キンプリ、プリパラを見ている。
俺がそれらの作品群から汲み取るメッセージはとても強く、自由だ。
あの頃救われてはなかったけど、今俺は救われてる。
ありがとうプリティーリズム、
ありがとう、プリパラ。
勝手かも知れんけど、本当に嬉しいのさ。
うん。見てくぞ。好きだ。
俺は、プリティーリズムや、プリパラが。
大好き。
※2/14夜追記
プリパラSeason1の38話、全部見ました。
最高でした。クソほど泣きましたね。Make it !の歌詞が全部言ってるんですよね。うん。
*1:女の子や子供、品行方正な生徒といった