-cookpad でレシピ検索して、計量していけば、味は決まる。自炊をして、お前を取り戻せ。
「自炊、うまく行くかわからない」
「おいしくできるか自信がない」
「膨大な検索結果の、どのレシピが正しいかわからない」
その不安、よくわかる!
これからは検索窓に「-cookpad 」をつけて検索するんだ!それで大体のノイズは消える。あとは適当に雰囲気のいいレシピを試せ!
レシピ検索のコツはわかったな?-cookpadだ。この癖をつけるだけでインターネットにより得られるレシピの信頼度は格段に上がる。経験を積み、信頼出来るレシピサイト、好みのレシピサイトを得るとなれば、それはもう玄人だ。地味にだけど、キッコーマンさんとか調味料や食材メーカーさんのレシピはいいぞ!
モノの準備だ!
◆計量器具は絶対に買え
自炊に不安がある奴は、すぐ「計量」を怠る。
怠れば、死。
計量を息を吸って吐くように出来るようになれ!
まずはこっからだ。習慣づけろ!
百均で大さじとか小さじの液体を簡単に計れる小さいカップ(MAX50ccぐらいか?)を買え!あと200ccの計量カップと、500ml計量出来るカップもだ。全部透明なやつにしろ。金属?それは透明計量カップで一回やってみてから買え!透明は正義だ!
大さじ中さじ小さじのセットを2つ買え!百均でいいぞ。白いプラスチックの奴にしろ。金属はお前にはまだ早い。白い奴は捨てる時躊躇しなくて良い。そこが入門器具として素晴らしい。変な形(柄が短いとか、スプーンぽくないやつ)のは避けろ。玄人もしくは変人用だ。
計量カップや計量スプーンは流しの上に吊り下げろ。引き出しにしまったらお前は計量をしなくなる。このカシオミニを賭けてもいい。いいか?しまうな。吊るせ。S字フックはそれこそ百均にバカみたいに売ってる。それを使え。
よし。イケるな。
あとはまぁ、「強火って言うけど、ほぼ全てのレシピにおける『強火』は中火で代替可能だし、事故らないから中火にしろ。強火(つまみの一番外側)は使うな」ぐらい覚えとくと、概ね事故らず目的地に至れる。*1
材料を切る工程は最初に全部やる。
調味料は順次投入を指示されることもあるけど、混ぜてしまっていっぺんに入れてもまぁ成立はするので、合わせてしまっておく。
火を使う工程になったら他の事はしない。
これらの「目の前の事をやっていけば完成する」ように準備出来れば概ね勝てる。圧勝しなくていい。あったかいごはんをおいしいと思えれば、それで完全に勝利してるんだ。
レシピ通り作る。
その為に計量を怠らない。
火は大きくても中火。
困ったら味塩コショウ(大体これで最後のひと味のダメが押せる)
よい自炊ライフを!
あん?包丁?ボウル?
そんなもんアレだ。包丁はキース・ヘリングみたいなあの、ヘンケルス(一人)かツヴィリング(二人)、同じ店でシャープナーも一緒に買っとけ。切れない包丁は危ないし、砥石は管理が面倒だ。絶対にやらなくなる。
ボウルは大中小、ザルも大中小あれば重ねて置いとけるしええやろ。その辺は台所キャパ次第やが、ボウルとザルは使う。買っとけ。
(よく「皿で十分です」とか「○○は✕✕で代用出来ます」とか言うけど、代用しないで済むならそれが一番楽だ。手間と工夫を金で買え!)
買わんでええもんとかはそんなに無い。
ただ、「ゆで卵スライサー」とか「アボカド種くり抜き器」とか「ポテトマッシャー」とか、【特定の材料に対する特定用途でしか使えない器具】は、後回しでいい。お前はそんなにゆで卵を作らないし、作ってもスライスしない。アボカドも買わないし、芋も潰さない。それは本当に、要らない。要ると思うまで、ほっとけ。
クックパッドを外してレシピを検索し、材料は切り揃え、調味料も計量しておいて、火をつけたらあとは材料を投入するだけ。
強火にしなきゃそうそう焦げない。
焦げないということは、負けないが確定する。
勝利は目の前だ。恐れずに進め。
一つ満足出来る料理をしたら、お前はもう玄人だ。
自炊の究極は「あ、お店って凄い……」と感心するようになる事で、それは、人に、店員さんに、優しく出来る、リスペクト、他者尊重が身につくと言うことだ。他者を尊重出来るのは、自炊によりお前に余裕が生まれたからだ。そしてそれは、お前がお前の人生で、勝利を得た。と言うことに繋がる。
己の魂を他人に委ねない。自分で自分を愛せる事。それが根源的な勝利だ。
自炊は、毎回やらなくていい。やりたい時だけでいい。色んな自炊があり、俺の自炊は最低限だが、俺は俺を俺の自炊で満足させられている。
ジョブズは他人のドグマに囚われるなと言った。
お前の人生をお前に取り戻せ。
自炊は、お前を、お前にする。
そしていつか、夜明けの空を、見上げようじゃないか。
ENDE
*1:強火は車で言うとスピード違反みたいなもんだ