alovelog

続けられるよう頑張ります。(雑な)料理、サッカー見に行った時のこと、ランニングなどが大体の話題だと思います。

札幌2021→2022の評価的な奴(GK、DF編)

去年の評価はこちら

 

 

◆2021シーズン

結果:10位。「補強はしません!全員契約更新や!」からスタートしたシーズンで、個人的には流石に競争が無くなるのでは?という怯えもあったものの、何やかや現有戦力が頑張って、大黒柱の流出もあったのに真ん中よりも上の順位(上の最下位でも1ページ目に出てくるのが大事なのだ!!!)でフィニッシュ。本当によくやったと思う。

やってるサッカーとしては攻守に変な破綻がかなり抑えられたように見えて、それ自体は素晴らしく、前年の「絶対前から種付け前ハメプレスぶびゅっ、ぶびゅ~~ ンッ♡おぉッ!壊れるッ♡♡」みたいな、そんなもんお前、なんかよう分からん何を食べたらそうなるんやみたいなモブおじさんしか90分やりきれないぞ*1的なサッカー(どんなだよ)に比べると、ちゃんと手順と同意を伴い夜の街(すすきのと中島公園の間の駅前通りから西に折れた辺りとか道玄坂とか)に消える的な、ちょっと常識的なテンションの試合をするようになった。(これは選手側からも90分フルコートマンツーは無理ですって。という進言があったとか…)

常識的な分、ともすれば単調にもなるのだけども(シーズン中盤は本当にまったりと同じことをして、同じように入らず、同じように攻め疲れて、同じように失点していて、マンネリ感というか、カタルシスがあんまりなかったのはありましたね)、入らないなりに童貞ピストンというか、じゃあ壊れるまで殴ろうみたいな繰り返し攻撃は本当によく動くようになってて、すげぇなぁと思ってみていたが、とにかく拳が軽いのか、相手があんまり期待してる程は壊れてくれなかったってシーズンだったと思います。

あれだけ攻撃機会あるなら、あと4試合は完膚なきまでぐっちゃぐちゃにして、相手DFも笑うしかない(※立田顔)みたいな結果も出せたんじゃないかなと思う。ロペス、未払いは嫌だろう。フリーで帰って来てくれ……!

 

去年と同じく、見てない選手については書けません。すみません。

 

◆選手短評

GK

菅野:何をどうやってもこの人以外ミシャサッカーで絶対必要なビルドアップと相手プレス外しにフィットする人員が思いつかない。勝ちはしたけどピンチもあったホーム最終戦(柏)でキッチリ勝てたのは少なくとも2回の「相手の得点」を阻止した菅野さんのおかげだった。相手との駆け引きと、不要な博打をしない事、更に「相手を自分の博打に引きずり込む」感じ、本当に凄いです。

大谷:ルヴァン予選かな?鹿島戦のアレはかなり残念だった。とはいえ出場もそこまで多くないし、そもそも菅野選手が異常みたいなところはあるので特段何も言えません。

中野(小):去年はチャレンジをよくやってたとは思うが、今年は少ない出場の中でちょっとそれはチャレンジではない。という準備不足なプレーが散見された記憶。菅野選手的な捌きは「出来たらいいけど、損切り・脱出も大事」だと思うので競うなッ!持ち味を活かせッッッ!!!です。翌年期待!ファイティヨ~!

 

DF

中駿汰:何もいう事は無い。いつまで札幌で見ていられるか、決して今が不幸ではなく、また、将来も特に不安でもないハズなのに、「幸せを喪失する未来」が怖くて、あたたかい幸せの中に在りながら、あなたを見ていると胸の奥がチリチリするの……という、なんかプリティーリズムオーロラドリームにおける神崎そなたのような、そんな感じを覚えてしまうほどには「マジで何もいう事がありません。来年よろしくお願いします。ホントにお願いします。居てね…」という選手です。人生2周目とか、和製宮澤裕樹とか、好き勝手言ってますけど本当に凄い選手です。

柳:頼む柳!婿に来てくれ!娘いねぇけど! という素晴らしい選手。「キャンプがミシャ不在」という状況で、いざミシャが指揮を取ったらベンチからというシーズン。出場においてはどちらかというと右サイドを最後に蓋する役目として交代する事が多く、使われ方がかわいそうだなぁと思っていたのですが、何のことはない、非常にレベルの高い、総合力のあるDFでした。キャンプから競争して、どのポジションを勝ち得るか楽しみです。

福森:怪我でいなくなった期間があり、そこでしんどいだろうなぁと思っていたら高嶺が普通に穴を埋めるなど、少し負担が軽くなったかも知れないな。というのが福森個人の評価では決してないけど、彼の環境はそうだな。と思えるシーズンだった。いよいよ円熟の年齢に差し掛かり、菅に任せてふらりと左サイド相手陣内を徘徊して帰ってこない様はちょっとした要介護感があるんだけど、「え?でもこの抜かれ方したら追いかけても無理だし……」みたいな見切りの早さは天才なんやなって思う事もあります。ムカつく事もあるけれど、やっぱり悪魔の左脚ですわ。前歯は本当に災難だったと思います。来年は直接をもっと叩き込んで、札幌のミハイロビッチとして君臨してくだせぇ……(左が青木だとあんまり出ていかないのは相手見て甘えてるのかなぁとか思ったりもしたw)

中村:試合に入れていないような印象が多かった。ちょっとこう、求められる役割とかへのアジャストも大事なんだけど、ワシはこれじゃけん……というような自分を出してもいいんじゃないかと思います。来年勝負ですね。

西野:天皇杯の長崎戦かな?最高のプレーを見せてくれたDF。昇格おめでとうございます。期待はめちゃくちゃ高いですが、身体を作り、どうにかして試合の感覚を失わないキャリアを。

岡村:異常なほどのハイボールへの当て感と、それを補って余ってるんで正直困る、攻撃時の「見て、蹴るぞ~!って決めてから、えいって蹴る」感じのギャップがたまらない、甘いマスクの筋肉吉原宏太(似てる。似てない?) セットプレーの期待感は本当に凄いし、実際めちゃくちゃ攻撃時のセットプレーではボールに頭を当てててマジで凄い。が、守備時は普通にマークを外される事もあり、そこはあの、もうちょっと頑張って!右CBの2.5番手という感じ。いい意味で周りに頼れれば、筋肉ムキムキで甘いマスクというのは大好物(僕の)なので、あの、成り上がってください!

宮澤:なんだかんだでミシャ札幌の腰骨というか、骨盤。ここが宮澤じゃなくなると回りが悪くなり、ぎくしゃくして、変なところに突っ込んで、やられる。こんな替えの利かない選手もなかなかいないんだぜ…… 俺らの10番と何か一つでもタイトルを取りたい。本当にそう思います。髪型がたまに急に変わって、あれ?コレ誰だっけ?とかなるのはお茶目ですね。

キムミンテ:今年は札幌に在っては不運の一言。出た試合でDOGSOなど早期退場を2回やってしまい、完全に出られなくなってしまったところで夏に名古屋に移籍。ミシャサッカーのCBに求められる視野と判断と技術が異常なだけであって、バス並べて来た奴を殺す。という事に関して言えばやっぱり僕らのスーペルミンテ*2白頭山の虎、絶対迎撃マシーンであるのだなぁと再確認するばかりでありました。2017年に札幌に来てくれて、2018年のミシャ札幌で出場&上達。2021にリズムを崩して、秋に名古屋でタイトルを獲得。でも謎に名古屋がチームを解体し始めて、2022は鹿島に完全移籍。本当にいい時間を過ごせたと思います。

僕はミンテが大好きです。ありがとうございました。頑張って!

 

MF以降は明日か年明けにでも書ければと思います!

総じて「求められる理想が高いのが当たり前になってきて、見てる側の要求がおかしいんじゃなかな?」みたいなDGK&DF陣への感想でした。

ホントに、ミンテとの別れは辛いけど、あまりにも札幌のサッカーで求められる素養というのは、全員が身に着けるには「いや、流石に厳しくね?」というのはあります(でも、求めていき、そして高みに至りたい!)

 

ではまた!

*1:モブおじさんは大体一晩やり続けるのでモブおじさん強い…♡

*2:凄いミンテの事。スーペルミンテ化の条件は「対面してる相手FWの能力が過剰な程に異常であること」FC東京の3トップとか、シュヴィルツォクとか、レアンドロダミアンとか。隙を突いてくる系統にはスーペルミンテ化はあんまり起こらないのでそこは弱点。